決勝戦で日本代表がアメリカ代表を下し、感動的な日本の優勝で幕を閉じたWBC2023。実際に日本をはじめとした各国代表チームの野球を現地やテレビの前で観戦していたという方も多いのではないでしょうか。各国それぞれのチームに特徴や代表的な選手がおり、野球に興味を持つきっかけになったという方もいるかと思います。
今回はその中でもコロンビア代表に焦点を当てて、コロンビア 野球がなぜ強いのかについてWBC2023での成績も踏まえながら迫っていきたいと思います。
コロンビアの野球について
まずコロンビアの野球の強さについてですが、今回のWBCでは大会ベスト4の結果を残したメキシコを相手に1次ラウンドで勝利を収めるなど世界トップクラスでも戦える実力をつけています。
またコロンビアは国内プロ野球リーグである「リーガ・コロンビアーナ・デ・ベイスボル・プロフェシオナル」というウィンターリーグがありそこで国内の選手を中心にしのぎを削っています。加えて、コロンビア出身のメジャーリーガーも多くいるためコロンビア 野球のレベルはかなり高いといえます。今回のWBC2023においてもコロンビア代表の中に投手、捕手、内野手、外野手それぞれにメジャーリーガーが名を連ねており、代表メンバーの充実度がうかがえます。
コロンビア野球の歴史について
続いて、コロンビア野球のこれまでの歴史についてみていきたいと思います。コロンビア代表チームは過去の世界大会でも結果を残しており、IBAFワールドカップには19回出場しておりうち2回優勝を果たしています。またWBCにおいても前回の第4回大会では厳しい予選を勝ち抜き、悲願の初出場を果たし1次ラウンドでカナダを下し大会初勝利を収めました。そのような実績を何年にもわたって積み上げていき、2023年3月末時点でのWBSC世界ランキングでは名だたる代表チームがひしめく中で15位につけています。
WBC2023でのコロンビアの成績について
コロンビアとしては2回目のWBC出場となった2023年開催の第5回大会の成績をみていきたいと思います。コロンビア代表チームの結果としては、1勝3敗で1次ラウンド敗退という結果に終わってしまいました。しかしながら、初戦で優勝候補であったメキシコに勝利を収めたり大会準優勝のアメリカを追い詰めたりと大会通してかなりのインパクトを残したと思います。前述のように、代表メンバーも投手陣・野手陣共に実績のあるメジャーリーガーも名を連ねており、非常に攻守のバランスが取れたチームでした。そのため試合結果を見ても一方的にやられて敗戦したという試合はありませんでした。
コロンビアの野球がなぜ強いのかについて
WBC2023では強豪国相手に勝利を収めるなど、そのコロンビア 野球の強さについて迫っていきたいと思います。WBCを通して見えてきたのは、やはりコロンビア代表チームにいるメジャーリーガーの多さです。コロンビア出身のメジャーリーガーは日本や韓国、オランダなどと同じくらいかそれ以上におり、それぞれが活躍しています。そのため、個人のレベルが引き上げられるにつれてコロンビアのチームとしてのレベルもあがっていたのだと推察されます。また、コロンビア出身の選手がメジャーにいけるようになったのはレンテリアとカブレラという2000年代に活躍した2人の選手のそんざいをきっかけに大きく変わっていったという背景があります。そこからどんどんメジャー挑戦への流れが次世代に受け継がれているのが強さの要因の一つだと思います。
最後に
今回はコロンビア 野球がなぜ強いのかについて迫っていきました。メジャーリーガーも多数存在し、WBC2023では強豪国にも勝利を収めるまでになったコロンビアはこれからも成長していくと思われます。今回のWBCをきっかけにコロンビアだけでなく各国の野球が気になった方はぜひチェックしてみてください。