- バッティングの際にインコースが打てなくて困っています
- インコースの打ち方が知りたい
- インコースを打つ際の注意点が知りたい
このような疑問を解決します。
本記事を読めば、バッティングの際のインコースの打ち方・コツが分かります。
それでは、本題に入ります。
【合わせて読みたい記事】
バッティングのアウトコースの打ち方とは?ヘッドが下がる原因を解説
【完全保存版】バッティングの基本とコツ20選【この記事で全て解決】
野球のスイング軌道・スピード測定解析アプリ5選【本気の人だけ見てください】
【バッティング】インコースの打ち方・ポイント3選
結論から言うと、以下の3点が大切になります。
- バット軌道(下からバットを出す)
- 脇を開ける(肘を曲げる)
- グリップを体から離す(詰まる場合の対処方法)
ちょっと分かりづらいので、詳しく解説します。
バット軌道
インコースだけではありませんが、バット軌道はなだらかなサイクロイド曲線です。
サイクロイド曲線とは、下から上に振るようなバット軌道です。
スイング軌道については【野球】バッティングにおける理想のスイング軌道とは?答えは一つですでまとめています。
上から叩くようなバット軌道では、インコースのボールを前でしかとらえることができません。
つまり、打ったボールがほとんどファールになるか空振りしかないということ。
したがって、まずはバット軌道が緩やかなサイクロイド曲線になっているか確認しましょう。
スイング軌道のチェック方法と理想のスイング軌道は、以下の記事でまとめています。
【野球】バッティングにおける理想のスイング軌道とは?答えは一つです
野球のスイング軌道・スピード測定解析アプリ5選【本気の人だけ見てください】
脇を開ける(肘を曲げる)
インコースのボールを引き付けて打つためには、前腕の脇を開けて(肘を曲げて)打つ必要があります。
これは、物理的に分かりやすいのですが、前脇を閉めるとボールを前でしかとらえられません。
しかし、前脇を開けることでよりキャッチャー寄りでボールを捉えることができます。
したがって、インコースのボールは前脇を開けて(肘を曲げて)振るようにしましょう。
また前脇を開けると後脇は、勝手に締まります。
ここは感覚の部分もありますが、「後ろ脇を閉める意識で振って、前脇を開ける」という感覚もありかなと思います。
グリップを体から離す(詰まる場合の対処方法)
グリップを体から離す意識も大切です。
グリップを体から離すと、ヘッド(バットの芯)は体に近いところを通ります。
つまりインコースのボールにつまりにくくなり、仮に振り遅れても逆方向にボールを飛ばすことができます。
分かりづらい場合は、以下の動画をご覧ください。
上記は、極端なバッティングドリルですが、グリップを体から離すことで、バットの芯が体の近くを通っていることが分かります。
この結果、インコースのボールすら逆方向に飛ばすことができるかもしれません。
どうしても、インコースのボールに詰まってしまうという方は、グリップを体から離すということを意識してみてください。
グリップを体から離して、体を回転させていくイメージです。
インコースが打てない場合の対処方法
それでも打てない場合は、以下の2点を気をつけてみてください。
- ベースから離れて立つ
- インコースは振らない
ベースから離れて立つ
ベースから離れて立つことで、インコースを真ん中のコースにすることができます。
しかし、アウトコースが遠くなるので、デメリットもあります。
とは言え、どうしてもインコースのボールに詰まってしまう方や、手が出ない方には有効な方法です。
インコースを振らない
インコースを振らないという選択肢もあります。
打てないなら、余計なことを考えずにど真ん中のボールのみに集中することで打率が上がるかもしれません。
インコースが打てないと3割は打てないと思うかもしれませんが、実際プロ野球選手のヒットシーンを見ると、ほぼ真ん中のボールです。
したがって、インコースにいいボールが来たら、見逃してあきらめるといった考え方もあります。
そもそも、いいバッターでも3割しか打てません。
つまり7割が失敗なわけで、全てのボールをヒットにしようと思っていることが間違いかもしれません。
ここら辺は、人によって考え方が変わりますが、厳しいボールを打とうとして、甘いボールを打ち損じているバッターも多くいます。
インコースを打つ場合のミートポイント(逆方向にも打てます)
上記の画像のあたりが理想のミートポイントになります。
ただし、捕手よりでボールを捉えたとしても、バットのヘッド(芯)に当たるようなスイングになっています。
これが、坂本選手の場合、インコースの振り遅れのボールがライト方向に飛んでいく原因かなと思います。
したがって、ヘッドを下げて前脇を開けるようなスイングをすることで、インコースのボールに詰まりにくくなります。
- 差し込まれる
- 詰まる
上記のような場合は、この画像のようなバット軌道を目指しましょう。
【野球】バッティングにおける理想のスイング軌道とは?答えは一つです
インコースを打つための練習方法
特別な練習方法は、必要ないかと思います。
上記で解説した箇所を素振りから初めて、徐々に実践に近い練習で試していきましょう。
もう一度確認すると
- バット軌道(下からバットを出す)
- 脇を開ける
- グリップを体から離す
上記を実践することで、インコースのボールを打てるようになりますよ。
コツコツ、バッティング練習に取り組んでいきましょう。
アウトコースの打ち方はバッティングのアウトコースの打ち方とは?ヘッドが下がる原因を解説でまとめています。
【バッティング上達の道しるべ】
①まずはフォームチェック:野球のスイング軌道・スピード測定解析アプリ5選【本気の人だけ見てください】
②構えの基本:バッティング際の構え方【振りやすいなら何でもOK・試行錯誤するべし】
③スイング軌道:【野球】バッティングにおける理想のスイング軌道とは?答えは一つです
④体重移動:バッティングの際の体重移動のポイント4選・突っ込む原因とは
⑤インパクとの形:【野球】バッティングのインパクトの瞬間の注意点を画像・動画付きで解説
⑥フォロースルー:バッティングのフォロースルーを大きくする方法3選と注意点
⑦上達はモノマネから:プロ野球選手のバッティングフォームの連続写真一覧・スロー動画
⑧タイミング:バッティングのタイミングを合わせるコツと練習方法