【野球用語】ブルペンとは?意味や使い方・関連する言葉も解説

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【野球用語】ブルペンとは?意味や使い方・関連する言葉も解説

WBCの影響もあり、昨年以上の盛り上がりをみせた日本のプロ野球。レギュラーシーズンも終わり、セ・リーグ阪神タイガース、パ・リーグはオリックスバファローズがリーグ優勝を果たし、日本シリーズを戦った末に阪神タイガースが38年ぶりに日本一に輝き話題になりました。

昨年は特に野球に興味を持ち始めたという方も多いかと思います。そのような方向けに今回は野球用語の一つであるブルペンという言葉についてその意味や使い方について説明していきます。

ブルペンとは

野球中継を見ていると実況者の言葉でも聞く機会の多い用語の一つであるブルペン。ブルペンとは一言でいうと、投手が投球練習を行う場所です。試合前のピッチャーやリリーフで登板するピッチャーがマウンドに向かう前に肩を作る・あたためる目的で投球練習を行う場所です。

日本の球場ではブルペンは一塁と三塁のファウルグラウンドに設置されることがほとんどですが、屋内にブルペンを設けている球場もあります。一方でメジャーリーグの地アメリカでは外野のフェンス越しにブルペンが設けられていることが多いです。昨年、新球場として話題になった北海道日本ハムファイターズのホーム球場であるエスコンフィールドは日本では珍しく、外野のフェンス越しにブルペンが作られています。

ブルペンの使い方

続いて、ブルペンという言葉の使い方についてですが、メインは「ブルペンに入る」という使われ方をします。ブルペンに入る=投球の準備をするという意味なので、試合展開によってリリーフピッチャーの中で次にどのピッチャーを登板させるのかをブルペンを見ることで知ることが可能です。

他の使い方としては、「ベンチからブルペンに急いで肩を作るように伝える」などのように試合の中では使われます。

ブルペンに関する言葉

前述のように、投手が投球練習を行う場所であるブルペン。そんなブルペンに関する言葉は他にも存在しますのでいくつか紹介していきます。

ブルペンキャッチャー

一つ目はブルペンキャッチャーです。こちらは何となく意味合いが想像できる方もいるかと思いますが、ブルペンで投手の球を受ける専門のキャッチャーを指します。通常選手として登録されているキャッチャーは自分の打順がきたり、登板中のピッチャーとコミュニケーションをとる必要があるためブルペンで球を受けることは難しいです。

そのため、ブルペンキャッチャーは試合中はベンチでなくブルペンに常に待機して投球練習の相手を務めることが多い役割となっています。

ブルペンデー

二つ目はブルペンデーです。ブルペンデーとは通常とは異なり先発投手を使わずに1試合をリリーフピッチャーの継投で登板していく戦略のことを指します。ブルペンに待機しているリリーフピッチャーだけで1試合を戦うために、ブルペンデーと呼ばれています。

ブルペンデーの始まりはメジャーリーグでしたが、現在では日本でも採用されており、おもに先発予定の投手の急な怪我や体調不良時にブルペンの選手で抑えていくという形でブルペンデーが各球団で実施されています。

細かな継投をすることで相手も狙いを絞りづらく、結果的にブルペンデーで完封勝利を収めることもあるため今では年に何回かは戦略的にブルペンデーを使ったりもします。

最後に

今回は野球用語の一つであるブルペンという言葉について、その意味や使い方、関連する言葉を紹介させていただきました。ブルペンについて知ることで今後野球を見る際にこのあとの展開が予想できたり好きな選手が準備している姿を見ることができたりより野球というものを楽しめるかと思います。

いまプロ野球はオフシーズンですが、このようなワードを知って3月からの開幕を心待ちにしましょう。

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