長打率の計算方法とは?意味や2020年、歴代ランキングを紹介

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長打率は1.000を超える!?目安と計算方法を分かりやすく解説

悩んでいる人
  • 長打率の意味が知りたい
  • 長打率の目安や計算方法が知りたい

このような疑問を解決します。

記事の内容

  • 長打率とは
  • 長打率の重要性
  • 計算方法と目安

以上をそれぞれ解説します

この記事は、NPB(日本野球機構)、ネット情報、本の情報を総合的にまとめました。

本記事を読むと、長打率の意味、重要性、計算方法、目安が分かる内容となっています。

長打率が分かると、データからより野球を楽しむことができます。
ぜひ本記事を参考にしてみてください。

それでは本題に入ります。

長打率の計算方法

計算方法

早速ですが、長打率の計算方法は以下の通りです。

長打率=塁打÷打数

言葉にすると「1打数あたりの塁打」です。

塁打とは、稼いだ進塁数のことです。
打者が1打席で稼ぐことができる進塁数は、必ず0~4となっています。

0=アウト
1=単打
2=二塁打
3=三塁打
4=本塁打

となっています。

塁打の計算

塁打=単打×1+二塁打×2+三塁打×3+本塁打×4

ちょっと分かりづらいので、実際の例をみてみましょう。

【例】計算方法

例題で説明します。

10打数2安打(単打2)の選手がいたとします。

1×2÷10=0.2

この選手の長打率は.200となります。

10打数2安打(2塁打2)の選手の場合。

2×2÷10=0.4

この選手の長打率は.400となります。

もう一例です。

【2020年セリーグ長打率1位 村上宗隆】
424打数130安打(単打70、二塁打30、三塁打2、本塁打28)

【計算式】
長打率(.5849)=塁打(1×70+2×30+3×2+4×28)÷打数(424)

小数点第4位は四捨五入して.585
村上宗隆の2020年の長打率は.585となります。

打率と違い、上限が1を超える場合もあります。

最高は、全打席ホームランの4.000(40割)です。

逆に計算式のとおりで単打のみでも、長打率が0になることはありません。

長打率は、NPBのホームページにのっているので計算しなくても分かる数値です。

長打率の目安

目安

数値の目安は、以下のとおりです。

サイトや会社によって、微妙に数値が変わりますが、大体このようになっています。

 SLG
非常に優秀.500
優秀.440
平均.380
問題あり.320
かなり問題あり.260

ちなみに2020年の日本プロ野球全体の平均が.384です。
パリーグの平均が.377
セリーグの平均が.391

となっています。

長打率のランキングはこちらで見ることができます。

またセイバーメトリクスの指標については【保存版】セイバーメトリクス指標一覧【基本から分かりやすく解説】でまとめています。他の数値も気になる方はチェックしてみてください。

長打率の概要

長打率の概要

ここからは一から長打率について説明しますね。

英語

長打率は英語でSlugging percentage / SLG
成績表にSLGと書かれていたら、長打率のことです。

厳密には分かりませんが
slugger=強打者
percentage=率

で強打者の率見たいなイメージっぽいです。

間違えていたら誰か教えてください。

長打率とは

長打率とは、野球において打者を評価する指標の一つです。
1打席あたり、どれぐらいの塁を獲得できたかを表す数値です。

分かりづらいので、もう少しかんたんに説明すると、「1打数あたり何塁までいけるか」を表している数値です。

例えば、長打率が3.00なら「1打数あたり3塁まで進むよ」と言うことになります。

勘違いしやすいのが、安打数に対する長打の割合ではありません。

仮にヒットが全て単打でも、長打率が0になることはありません。

バントやヒットでも長打率が上がるのは、言葉としてどうなのかと言う感じもします。

表彰対象ではありませんが、NPBから年間最高長打率者は、発表されます。

長打率と四球

ちなみに四球は長打率に影響しません。

セイバーメトリクスにおいて、四球を評価するのは出塁率になります。

出塁率については【必見】出塁率の目安はいくつ?計算方法やエラーの場合も紹介でまとめています。

長打率とメジャーリーグ(MLB)

ちなみに長打率の計算方法は、メジャーリーグ(MLB)と日本で同じです。

ちなみにMLBの長打率ランキングはこちらで確認できます。

長打率と出塁率

「長打率と出塁率はどちらが重要なのか」と言うことが気になる方もいるかもしれません。

ちなみにセイバーメトリクス入門には、得点との関係は以下のように記されています。

出塁率=75%
長打率=86%

したがって、データから見ると長打率の方が得点への貢献度は高いようです。

しかし、どちらも大切な数値と感じます。

長打率が大切な理由

野球において最も重要なことは、「得点を増やす」と「失点を減らす」です。

得点が多くなると、勝つ確率が上がります。
誰でも理解できると思います。

ヒットを打つなら単打より、長打の方が得点の確率が高いですよね。

したがって、効率よく点をとる長打力が、注目されるようになりました。

従来の打率や打点は、得点との関連性が低いことから、出塁率や長打率が注目されるようになりました。

関連記事 【必見】出塁率の目安はいくつ?計算方法やエラーの場合も紹介

【まとめ】長打率は1.000を超える!?目安と計算方法を分かりやすく解説

長打率は、効率よく点をとるための有効な数値です。

テレビ中継で注目されることは少ないですが、セイバーメトリクスの観点から重要な数値となっています。

打率が低くても長打率が高い打者は、効率よく進塁を稼いでいることが分かります。

その結果チームに貢献していることも分かります。

データを理解して野球をより楽しみましょう。

セイバーメトリクスの指標については【保存版】セイバーメトリクス指標一覧【基本から分かりやすく解説】でまとめているのでよかったらご覧ください。

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