- 野球が上手くなっているか、分からない
- 今、やっている練習方法で合っているか分からない
- 人によって言うことが違うので、どうしたらいいか分からない
このような疑問を解決します。
本記事では野球の上達に必要な考え方や上達方法、うまくならない理由について解説していきます。
「自分に才能がない」とあきらめる前に、本記事の内容を試してほしいです。
それでは、本題に入ります。
あなたの野球がうまくならない本当の理由
私自身、野球がうまくなるために最も大切なことは、客観的に自分を分析し適切なトレーニングをすることだと感じています。
自分の足りないところを適切に分析できなければ、練習をしてもうまくなりません。
勉強で例えると、算数の試験なのに国語の勉強をしているイメージです。
そして野球の場合どうしてもチームスポーツなので、チーム全員同じ練習をしなければいけません。
「筋力が足りなくてうまくならないのか」「可動域がせまいからうまくならないのか」「単純に経験値が足りないのか」このようなことを客観的に分析して適切な練習をしなければいけません。
その人に合ったトレーニングができていないことが、上達しない最も大きな要因だと感じています。
また「数をこなせばうまくなるだろう」という考え方も危険です。数よりも質やその人に合っているかを最も重視するべきです。
自分に合った練習方法でなければ、数をこなしただけではうまくなりません。
そこで客観的に自分を分析しながら、適切なトレーニングを見つける方法を解説していきます。
野球がうまくなる(上達する)ために行いたい12のこと
ステップがありまして、かんたんにできる方法から紹介していきます。できれば、全て同時並行ですすめられるといいかなと思います。
実際に私自身も試してきた情報を元にしています。
- 記録を計測
- 動画で確認する
- スイングカメラ
- 日記をつける
- 本を読む
- 失敗を積み重ねる
- DVDを見る
- 食事や栄養を見直す
- スポーツ向け遺伝子検査
- ラプソード
- テクニカルピッチ
- 専門のトレーナーに教わる
①記録を計測
野球上達の近道ですので、記録をとりましょう。
- ウエイトトレーニングの重さ
- 短距離走の記録(30~100m)
- ジャンプ力
- 球速
- 遠投
- 打球速度
トレーニングの効果として、30~100メートル走や、垂直飛びの記録をとると、身体能力の上達が分かります。そこから野球の上達具合や調子の良しあしも分かってくるはずです。
最低でも3か月に1回ぐらいは、記録をとったほうがいいかなと思います。
②動画をとる
自分の動きを動画で確認することで、客観的に自分を確認できます。
そこから
動画で確認
↓
練習で試す
↓
試合で試す
といった感じで繰り返し練習できます。
調子が悪くなった時も確認できるので、シンプルな方法ですがおすすめです。
③ゴルフスイング・カメラ - KiZuKi
②と似た内容ですが、アプリで自分のプレー姿を確認します。
ゴルフ用アプリですでが、バッティングの際のバット軌道が正確に分かります。
無料で使用でき、スロー再生や画面に線を入れることができるので、バッティングの修正におすすめです。ダウンロードして使うだけなので、かんたんに利用できます
④日記をつける
メジャーリーガーの菊池雄星投手は、高校時代から現在まで日記をつけています。現在は毎日ではないですが、高校時代は毎日、日記をつけていたようです。
自分の1日を客観的に振り返るためにも、書くことはおすすめです。
自分のその時の感覚や調子など、日記に書いておけば、スランプになったときに振り返ることができます。
日記に書くのが面倒なら、スマホのメモとかでもいいですね。
効率よくトレーニングをするなら、自分を振り返ることは大切なことです。
もう一つ大谷選手で有名になりましたが、マンダラチャートなどもおすすめです。
マンダラチャートについて知らない方は、ネットで調べてみてください。
⑤本
本を読むのもおすすめです。
個人的には本を読むことで、自分の動きを言語化できるような気がします。
注意点は、本を読んだだけでは上達しません。
読んだ後は、実際に体を動かしましょう。
以下は中学生向けにおすすめを紹介していますが、どの年代の方でも参考になる箇所があるはずです。
野球好きの中学生におすすめの本(ルール、小説、マンガ、上達する本)を野球歴30年の私が紹介
⑥失敗を積み重ねる
残念ですがいろいろやっても失敗します。これは間違いなく事実です。
しかし失敗を積み重ねることによって、成功に近づきます。
「あの練習は失敗だったな」といった感じで、失敗した練習をやらなくなります。
いろいろなことを試して失敗することによって、成功に近づきます。
3か月やってみて「合わなかったら違うことをやろう」といった感じで、練習に取り組んでいきましょう。
実は失敗を積み重ねることが、野球上達の近道だったりします。
そもそも野球は失敗の多いスポーツですからね。
その際は、自分で考えることを忘れてはいけません。
⑦食事や栄養を見直す
「いろいろ試したけどうまくならない」と思ったら、栄養をとり、休むことも大切です。見逃されがちですが、マジ大事です。
日本人は、休養と栄養が足りていないと言われていますので、一度見直してみることをおすすめします。
野球選手の食事の考え方や作り方は»【野球上達に必須】野球選手に大切な栄養素と食事で解説しています。
⑧DVDを見る
野球が上達する専門のDVDを見る方法です。
YouTubeなどで無料の動画もありますが、有料の動画には勝てません。元プロや指導のプロの有料情報には価値があります。
私自身も多くのDVDを見てきて、貴重な情報を得たのも事実です。
またDVDの情報を実際に試してみて、「自分に合っていてた」「合わなかった」ということが分かります。
ですので、有料ですがお金を払う価値はあります。
⑨スポーツ向け遺伝子検査
速筋と遅筋という言葉を、聞いたことがあると思います。速筋や遅筋と言った筋繊維を測ることで、向いているトレーニング方法やトレーニングの仕方を知ることが可能です。結果、効率よくトレーニングができます。
昔は、一部のアスリートしかできませんでしたが、現在は誰でも、かんたんに実施することができます。
実際の感想や、やり方についてはスポーツ向け遺伝子検査キッド2選【実際に使ったレビューを紹介】でまとめているのでよかったら見てみてください。
⑩ラプソード
ここからハードルが上がります。ちょっとお金もかかりますが、本気で野球がうまくなりたい方は、実践してみてください。
ラプソードは、科学的に打球速度や投球速度が分かる測定器です。
なぜラプソードがおすすめかというと、ピッチングなら自分の投げたボールを客観的に確認できる事です。
例えば自分でいいボールを投げたと思っても、球速が低い、回転数が低い。
変化球を投げた時に曲がり幅は大きいけど、バッターから見ると、打ちやすい、変化量が大きすぎる。
といったことが、データ(数値)で分かります。
このように感覚と、実際のボールを比べることができます。
投球において分かること
- 球速
- ボールの回転数
- 回転軸
- 変化量
- リリース時の手の高さや横幅、角度
以上が測定可能です。
打撃の計測で分かること
- 飛距離
- 回転数
- 回転軸
- 打球速度
- 打球角度
- 打球の軌道、打球
以上が測定可能です。
今までは、体感でしか分からなかった、投げるボールの
- 「キレ」
- 「伸び」
- 「打ちづらさ」
が回転数や、投球角度によって数値化されるようになりました。今まで「選手の感覚」といった部分が、数値化されるようになりました。
購入すると、65万程度とかなり高い。
一般人には、手が出せないレベルです((+_+))
購入できればいいですが、できない場合は導入している野球専門のジムの指導を受ける方法になります。
後程野球専門のジムは紹介します。
ラプソードは高いし、ちょっと敷居が高いという方は「テクニカルピッチ」と「スイングコーチ」がおすすめ
⑪テクニカルピッチとスイングコーチ
テクニカルコーチ
テクニカルピッチは、かんたんに投球速度や投球データが分かるボールです。
スマートフォンとBluetoothペアリングの上、ボール本体を投げると、投球データがスマートフォンに転送され、専用アプリで投球テータの解析が可能です。
以下はテクニカルピッチで分かることです。
- 球速
- 回転数
- 回転軸
- 球種
- 変化量
- 腕の振りの強さ
普段の練習で気軽に使えるので便利です。
打撃には使えない。
ラプソードに比べると、測定項目が少ない。
投球に対して、客観的に数値として分かるので、便利かなと思っています。
球種も3種類あり、自分に合ったボールを使うことができます。
- 軟式M球
- 軟式J球
- 硬式球
以上の3種類です。
ラプソードに比べると簡易的になりますが、テクニカルピッチを持っていると、どこでも球速や回転数を測ることができます。
【軟式M号球】
【軟式J号球(少年用)】
【硬式球】
スイングコーチ
テクニカルピッチが投球であるのに対して、スイングコーチはバッティングデータです。
専用のセンサーをグリップに着けることで、スイングデータが分かります。
分かることは以下です。
- ヘッドスピード
- グリップスピード
- インパクトまでの時間
- ヘッド角度
- スイング軌道
以上のような、バッティングの基本となる測定値をその場で表示してくれます。
またアプリと連携させることで、多くのスイング分析データが提供されます。バッターボックスに立ったまま、コーチによるリアルタイムのスイング分析や3Dスイングパスが確認できます。
アメリカのプロの打撃コーチが開発に携わっており、トレーニング方法やバッティングドリルなどのアドバイスも受けることができます。
⑫トレーナーに教わる
最終手段です。
ここまでやってきてうまくならない場合は、指導のプロに教わりましょう。自分でトレーニングをしてもうまくなることは、難しいでしょう。
野球専門のジムは【東京で厳選】野球選手におすすめのパーソナルトレーニングジム3選で解説しています。
東京のジムになってしまいますが、ジムの選び方やメリット、デメリットも紹介していますので、地方に住んでいる方にも参考になる情報があるはずです。
YouTubeやSNSの情報
現代は野球の情報があふれています。
しかしYouTubeやSNSの情報は、参考程度にとどめておくべきです。
正直情報が多すぎて、どれを選べばいいか分からなくなります。
また元プロ野球選手が解説していても、本当に自分に合っているか分かりません。
ですから試してみるのは大切ですが、信じすぎるのはよくありません。
【まとめ】野球がうまくなる方法
最後にもう一度まとめます。
かんたんにできる方法は、自分の現状を正しく認識して適切なトレーニングを行うことです。その際は以下の方法を実践してみてください。
タップすると、項目に戻ります。
できる内容から少しずつ取り入れていくと、野球が上達していくはずです。近道はないので、日々コツコツと取り組むことが大切です。
具体的な守備・バッティング・ピッチングのトレーニング方法は»野球初心者の技術が上昇するトレーニング20選とコツを紹介で全てまとめています。