- プロ野球がつまらなくなったと言われるけど理由は?
- プロ野球が面白くないのですが、どうしたら面白くなりますか?
このような疑問を解決していきます。
本記事の内容
- プロ野球が好きだったけど、嫌いになった理由
- もともと野球が嫌いな人の理由
- 野球の楽しい点
- つまらなくなった時の対処法
データや例を出しながら、分かりやすく解説していきます。
少しでも野球を好きになる人が増えたらと思っています。
野球がつまらないと考えている人の中にはもともと「野球が好きだったけど嫌いになった人」と「そもそも野球が嫌いな人」がいます。
この2つをベースに、野球がつまらなくなった理由を考察します。
それでは、本題に入っていきます。
プロ野球が好きだったけど、見なくなった人の理由
結論 人それぞれありますが主に以下の10点
ネットで調べた情報や、自分の経験等をまとめてみました。
- 交流戦があるから
- クライマックスシリーズがあるから
- テレビ中継が減った
- 乱闘が少なくなった
- 試合が長い
- 応援しているチームが弱い(好きな選手が移籍する)
- 解説者が同じことを言うのでつまらない
- 魅力的な選手がいなくなった
- プロ野球より高校野球のほうが面白くなった
- データ野球の浸透
詳しくみていきます。
交流戦がある
交流戦があることによって、全チームとシーズン中に対戦。
導入当初は、珍しさもあって楽しんでいたが、今となっては「見あきてしまった」
セリーグのチームが借金(負け越し)ばかりの、かたよった成績での優勝争い。
あげるとキリがありません。「野球がつまらない」と思うのも納得です。
クライマックスシーリーズがある
「シーズン優勝をしても日本シリーズにでれない」なんておかしい、という意見。
そもそもチーム数の多いアメリカでは公平だけど、チーム数の少ない日本では同リーグとの対戦です。同リーグのチームとやる意味が分からない。
シーズン試合の価値を下げる制度といってもいいかもしれません。
- 3位のチームが日本シリーズに出るとしらける
- 1、2位のチームを応援していた人は、応援する気がなくなる
- 勝率5割を切ったチームでも、日本シリーズに出場することができる
クライマックスシリーズは消化試合を無くす意味では有効ですが、シーズン試合と日本シリーズの価値が下がったことは、間違いないでしょう。
賛否ある制度ですね。
日本シリーズがつまらない
交流戦とクライマックスシリーズが開催されるため、日本シリーズの価値が下がりました。結果として日本シリーズがつまらなくなったという人もいます。
昔ならオールスター以外で対戦することがない選手や、チーム同士の対戦はわくわくしました。見ているこちらは新鮮さがありました。
また日本シリーズの対戦カードが「巨人対ソフトバンクでつまらない」といった人もいるようです。お金に物を言わせるチームが、日本一を争うことに納得がいかない人もいます。
他にも日本シリーズについては、以下のようなつまらない理由があります。
- ソフトバンクが強い
- パリーグが強い(セリーグが弱い)
- 巨人が強い(弱い)
- 自分の応援しているチームが負けたので、興味がなくなった
- 試合がスイープ(0勝4敗)で終わって、盛り上がらなかった
- 何となく地味な、日本シリーズの対戦カードになった
こちらの理由は、制度の問題というより、個人の価値観的な理由です。
乱闘が少なくなった
YueTubeで昔の乱闘シーンがあると、思わず見ちゃいます。
たまに見ると面白いですよね。
珍プレー好プレーのミノモンタさんなんて最高です。
プロレス的な感覚で、エンターテイメント性があるといいのかもしれません。
乱闘が少なくなって、野球がつまらなくなったという人もいますね。
試合が長い
2019年のプロ野球の平均試合時間は、3時間16分です。
3時間16分あれば、東京から岡山まで行けます。
飛行機でいったら成田から上海まで、行けちゃいます。
ぶちゃけ長いですね。
好きな自分でも「長いな」と感じる時があります。
- ピッチャーが投げるのが遅い
- 打者が1球1球サインを確認する
- 終盤の投手交代
- リクエストの時間
まだまだ他にもありますが、このような理由で試合が長くなります。
プロ野球選手の中にどれだけ試合時間について、意識があるかも微妙です。
特に大差の試合中盤の投手交代ほど、見るのがつらい時間はありません。
プレー以外に刺激的なことがあればいいですけど、たんたんと試合が進んでいきます。
試合時間の割に「盛り上がる時間が少ない」ってことですかね。
応援しているチームが弱い(好きな選手が移籍する)
これは、しょうがないですね。
選手も一生懸命プレーしているので許してほしいですが、チームが弱くなると応援しないという人もいるようです。
ここら辺は弱くても納得できる理由ならいいんですけど、不可解な負け方があると納得できなくなります。弱くても愛着がある、何となく憎めないチームだとファンは離れていきません。
選手のプレーへの取り組み方で、見方も変わってきます。
また移籍に対して、ネガティブな印象が多いです。好きな選手が、他球団、メジャーリーグに移籍となると野球がつまらなくなる人もいます。
FAなんかは最もな例ですね。
巨人やソフトバンクについて、批判的な意見の方も多いです。
関連記事 プロ野球のFA権を誰にでも分かりやすく画像を使って徹底解説
※移籍に対しては、「いいイメージ」に変わってきたと思いますが。
解説者が同じことばかり言う
「開きをおさえて」「壁をつくって」「走り込みがたりない」
のようなありきたりなコメントをよく聞きます。
打てないと「開きが」、ボールが続くと「開きが」のようなコメントです。
もう少し工夫して解説してほしいですね。
ユーチューバーの方が解説したりと、時代が変わってきています。
昔に比べればオリジナリティーがありますが、まだまだ変わらない部分も多いですね。
個人的にはプレー経験はないけど「野球に詳しい素人が解説」とか面白いと思います。
魅力的な選手がいなくなった
大谷選手は物凄く魅力がありましたけど、メジャーリーグに移籍してしまいました。魅力的な選手は、すぐメジャーに移籍します。
日本球界で「魅力的」と言われる選手はいますが、「スーパースター」がいないのは事実です。
将棋の藤井聡太君ぐらいのスーパースターがいると、盛り上がるかもしれません。
昔の選手の豪快なエピソードを聞くと面白いですが、現代の選手は「大人しく真面目」というイメージです。
「個性が少ない」と感じる人もいます。
プロ野球より高校野球のほうがおもしろくなった
意外と多い気がします。
プロの完成された野球よりも、「技術が劣っていても一生懸命プレーする姿」に感動するという人も多いです。
プロ野球は、毎日のように試合があるのであきる。
高校野球の1年に2回、「レア感」や「トーナメント戦の緊迫感」がいいのかもしれません。
まだまだありそうですが、なんとなく納得できるような理由です。
裏を返すと、「プロ野球は一生懸命にプレーしているように見えない」ということですね。
試合数の多さが原因かもしれません。
関連記事 プロ野球の試合数変遷とその理由
データ野球の浸透
データ野球が浸透してきて、昔ながらの野球を見たいと言った方もいるようです。
日本ではまだ少ないですが、メジャーリーグではフライボール革命と言われるようにホームランを狙った打球が増えています。
少なからず日本もこの波があって、大味な試合展開の日もあります。打者も三振かホームランかみたいな結果です。
このような野球は、日本古来からあるスモールベースボール(バントやエンドランなどの緻密な野球)を否定しているので、昔からプロ野球を見ている人からしたら「面白くなくなった」と感じるかもしれません。
関連記事 野球のセイバーメトリクス一覧【基本から分かりやすく解説】
いろいろな理由がありますが、プロ野球の現行制度が変わる可能性は、ほぼないでしょう。
つまらなくて見なくなった人は残念ですが、理由を説明します。
プロ野球の現行制度は、ほぼ変わらない
結論 観客動員数が伸びているから
セ・パ(合計)公式戦 入場者数
試合数 | 入場者数 | 1試合平均 | |
---|---|---|---|
2016 | 858 | 24,981,514人 | 29,116人 |
2017 | 858 | 25,139,463人 | 29,300人 |
2018 | 858 | 25,550,719人 | 29779人 |
2019 | 858 | 26,536,962人 | 30,929人 |
2020 | 720 | 4823,578人 | ‐ |
NPB公式情報でデータが少ないですが、毎年、観客動員数が伸びているのが分かります。
※2020年は、コロナの影響で試合数、客席が少なかったので除外します。
観客動員が伸びているので、現状の制度(交流戦、CS)が変わるとは思えません。
動画配信サービスも増えていますから、人気自体はおとろえていません。
今後テレビ放送が少ない分、熱心なファンはお金を払って何回もみる。
つまらない人は、野球をみる機会が減っていくという2極化が進みそうです。
関連記事 【無料あり】野球を中継しているネット配信サービス・テレビ放送まとめ
野球離れでつまらなくなる
そして見る方は、増えてもプレーする人口は減っています。
小学生の野球人口は最盛期の3/2まで減少しています。すぐに野球のレベルが下がることは、ありません。しかし10年、20年後は野球レベルの低下により、ファンが減っていくということもありえます。
少しずつ野球界も動いていますが、大きな取り組みはありません。したがって野球人気が急落する、なんてことが今後起こるかもしれません。
そもそも「野球が面白くないと思う人の方が普通」となる時代が近づいている気がします。
ここからは、もともと野球が好きではない人の理由をみていきます。
もともと野球が好きじゃない人の理由
結論 以下の6点
- ルールが分かりにくい
- 試合が長い(野球延長で見たい番組が遅くなる)
- スポーツそのものに興味がない
- 軍隊式の練習や高校野球の坊主頭が理解できない
- 野球好きの盛り上がっている会話が理解できない
- スター選手がいない
詳しくみていきます。
ルールが分かりにくい
全てのルールを知っている人って、どれくらいいます?
ほとんどいないと思います。
セーブとかホールドが付く条件を完璧に知っている人いますか?
以下の記事を見ると、複雑なのが分かります。
関連記事 【完全保存版】ホールド・セーブについて例題で分かりやすく解説
他にもこんなルールが無数にあります。
それくらい複雑です。
自分も分かりません。
アウトカウントや点の入りかたも、他のスポーツに比べて「難しい」と感じる人も多そうです。
経験者は当たり前と思っても、理解してもらうのはなかなか難しいです。
関連記事 野球のルールを野球歴30年の私が初心者にも分かりやすく解説
試合時間が長い(野球番組延長で見たいTVが見れない、遅くなる)
「見たいTV番組が見れない」「遅くなる」
これは、興味ない人からしたら、「もっと野球が嫌い」になりますね。
最近は、地上波放送が減りましたけど、NHKの甲子園放送とかでも同じことが言えそうです。
スポーツそのものに興味がない
多様性がある時代ですから、「スポーツそのものに興味がない」といっても不思議ではないですね。
むしろ「なんでスポーツがそんなに楽しいの」という人の方が増える可能性もあります。
ゲームや違うエンタメの方が人気になる気がします(もうなってるかも)。
個人的には、悲しい気もしますが。
高校野球の礼儀や坊主文化が理解できない
「なんで坊主にしないといけない」
「普通の挨拶でよくない」
という野球界の常識に違和感を感じる人もいます。
その通りですね。
野球界の常識は、世間の非常識かも。
ちょっと言いすぎました。
少しずつ時代が変わっています。
10年後にはロングヘア―の高校球児が現れるかもしれません。
そこまでいかなくても坊主のチームは、確実に減りますね。
もともと野球が嫌いな人の理由
もともと野球が嫌いな人は、「ほとんど見たことがない」という人か「野球に対してトラウマがある」という人な気がします。
※個人の感想なので、間違っていたらすいません。
トラウマとは
- 高校野球の応援に行かされた
- 幼い時、親がずっと野球を見ていて好きな番組を見れなかった
- 運動に対してトラウマ(授業で上手くいかなかった等)がある
苦手な人は、1度でいいから球場で野球を観戦してほしいなと思います。
試合の雰囲気を味わえば、野球に対するイメージも変わるかなと思っています。
見ないで批判するよりは、1度みて「〇〇がおかしいから野球がつまらない」のほうが説得力があります。
それでもつまらなかったら、しょうがないですね。
関連記事 【初心者必見】球場で困らないプロ野球の楽しみ方6選
野球がつまらないと感じたら
2点提案します。
- 違うカテゴリーの野球を見る
- 違うスポーツを見る
共通しているのは、1度プロ野球から離れてみるということです。
詳しく説明します。
違うカテゴリーの野球をみる
- 高校野球
- 大学野球
- 中学野球
- 社会人野球
等ですね。
違う野球を見て、プロ野球から離れると、プロ野球の良さが分かるかもしれません。
高校野球ファンは多いと思いますが、個人的に都市対抗野球がおすすめです。
無料でレベルの高い野球が見れます。応援も華やかですから、見たことがない人は、一度行くことをおすすめします。
違うスポーツを見る
上記と同じ意味合いですが、違うスポーツを見るとプロ野球の良さが分かるかもしれません。サッカーやバスケットが、いいかもしれません。
他人事ですいません。
嫌々プロ野球を見るぐらいなら、離れてみるのも有効だと思います。よかったらまた見て、つまらなかったらプロ野球はそこまでだったと思いましょう。
時間は貴重なので。
野球がつまらなくなったら一度離れよう
まとめます。
野球に対してつまらないと言っている人は、もともと野球に興味ない人、好きだったけど嫌いになった人がいる。
嫌いになった人は
現在のプロ野球の制度に対して不満があり、つまらなくなった人が多くいる。
ただ観客動員数が伸びていることから、今後変わっていく可能性は少ない。
もともと嫌いな人は
- 野球を見たことがない人
- スポーツに対してトラウマがある人
のどちらか。
無理に好きになる必要はないですし、あえて「嫌い」を言う必要もないかなと思います。
つまらない理由をあげればキリがないですが、一人でも多くの野球ファンが増えればいいなと思っています
関連記事 【無料あり】野球を中継しているネット配信サービス・テレビ放送まとめ
最後まで読んでいただきありがとうございました。