- プライオボールを使ったトレーニング方法が知りたい
- プライオボールの効果、メリット、デメリットが知りたい
- プライオボールを代用する方法が知りたい
- プライオボールで使うトランポリンの詳細が知りたい
のような疑問を解決します。
結論から言うと、プライオボールを使ったトレーニングは、球速UPやコントロールをUPさせるためにおすすめのトレーニングです。
しかし、デメリットもありますので、理解したうえでトレーニングを行う必要があります。
プライオボールで「球速をUPさせたい人」に向けた記事です。
記事の内容
- プライオボールの概要
- プライオボールを使ったトレーニング方法
- プライオボールの効果(メリット)、デメリット
- プライオボールの代用品
- プライオボールで使うトランポリンの概要
私自身も、プライアボールを使ったトレーニングをしています。
参考になるサイトや情報を総合的にまとめて記事にしましたので、ぜひ最後までチェックしてみてください。
ちなみにピッチャーのトレーニング方法については球速140kmを超えるピッチャーになるための球速UPトレーニング8選でまとめています。
それでは、本題に入ります。
Driveline baseball PlyoCareball プライオボール
プライオボールとは?
もともとはアメリカのドライブラインというトレーニング施設で開発されたボールです。
重さの違うボールを投げることによって、球速やコントロールが上がると言われる野球ギアです。
プライオボールや、プライオケアボールと言われます。
ダルビッシュ選手や大谷選手が使っていることもあり有名になりました。
また2020年のサイヤング賞投手のトレバー・バウアー投手も使っています。
プライオボールとは、100g~2000gのゴム状のボールのことです。
中に砂のようなものが入っていて、押すとへこみます。
6種類あり色によって重さが決まっています。
重さ(g) | 色 |
---|---|
100 | グレー |
150 | 黄色 |
225 | 赤 |
450 | 青 |
1000 | 緑 |
2000 | 黒 |
この色の違うゴムボールを投げ分けることで、ピッチングの技術を上げることができます。
実際のボールは軟式球で133.2〜136.8g、硬式ボールは141.7g〜148.8g程度なので違いが分かると思います。
値段
正規品を購入する場合は、6個セットで2万円ちょっとするので少し高く感じます。
ちなみに5個セットは、2kgのボールがありません。
2kgを投げるのはケガのリスクも上がるので、特別な理由がなければ必要ないです。
5個セットなら値段も少し安くなります。
Driveline baseball PlyoCareball プライオボール
トランポリン
壁に向かって投げる場合はボールのみの購入で大丈夫ですが、プライオボールを使ったトランポリンドリルというトレーニング方法もあります。
トランポリンドリルとは、専用のトランポリンを使ってトレーニングする方法で、この専用のトランポリンも1万ちょっとします。
【ポイント】
高いと感じる方も多いかもしれませんが、効率よくピッチング練習するためには専用のトランポリンが必須と感じています。
練習方法や効果は後程解説。
ちなみに安いトランポリンの場合、大きすぎたり持ち運びしずらいので、専用のトランポリンがおすすめ。
家の庭やベランダで行うなら、安いトランポリンでもいいのかもです。
プライオボール専用ミニトランポリンの詳細はこちらから
代用する方法
またプライオボールが高く感じる場合は、重さは選べませんが100円均一にサンドボールなるものが売られているので、1000gの代用は出来そうです。
ただし、公式のプライオボールに比べると作りが雑で、重さを選べないのが難点です。
また自作する方法もありますが、時間とコストを考えると結果的に公式ボールの方が安くなります。
実際自作していましたが、強度が弱くすぐに壊れる他、重さを測りながら作るのは素人に不可能です。
これで、プライオボールの代わりになることはなさそうです。
効果(メリット)
プライオボールを投げるトレーニングを行った際の効果です。
Mac's Trainer Roomの情報をもとにしました。
※Mac's Trainer RoomはMLB、オリックスでトレーナー経験のある高島トレーナーのジムです。
オリックスの山岡選手等がオフシーズンにトレーニングを行っています。
- 指先の感覚の強化
- 体幹(腹斜筋)から投げる感覚(タイミング)を得る
- 指先や体の使い方のみ集中できる
感覚を強化するといったことになります。
感覚と言われると分かりづらいですが、分かりづらい投球の際の指先や腕、体幹を使う感覚をつかむことができます。
感覚って大切ですが、なかなかつかむのは難しいですよね。
【一例】
重いボールを投げると、最後まで指先に吸い付く感覚があります。
指の先端まで使って投げる感覚です。
この感覚を100gの軽いボールを投げる際も再現できると、伸びや球速につながるように感じます。
これでも分かりずらいですが、ざっくり体幹や指先で投げる感覚をつかむギアといった感じです。
また壁やトランポリンに向かって投げるので、コントロールを気にする必要がなく、自分の体の感覚のみに集中できます。
なおかつ、トランポリンドリルを合わせて行うのもおすすめです。
トランポリンドリルですと、リズムよくボールを投げることができるので短時間で投げるコツをつかむことができます。
アップに取り入れるのも、おすすめです。
あきやすい小さな子でも、楽しみながらできそうです。
こんな人におすすめ
- コントロールが悪い
- 球速が上がらない
- 体幹で投げる感覚が分からない
こういった方には特におすすめです。
Driveline baseball PlyoCareball プライオボール
デメリット
効果やメリットも見てきましたが、重いボールを投げるのでデメリットもあります。
肩、肘に負担がかかりやすい
オリックスバファローズのトレーナーである、鎌田一生さんのツイートには論文の要約として以下のように記されています。
ただ重いボールを投げるトレーニングは肩の最大外旋可動域を広げると同時に肘の内側に掛かる外反トルクも増えるので怪我のリスクが非常に上がります.
— issei_kamada_orix_buffaloes (@ikbuffaloes) February 15, 2021
場合によっては野球人生が終わってしまうかもしれない大怪我になる可能性すらあります. pic.twitter.com/iuQqjVQHQ4
このように記されていることからも、かなりのリスクのあるトレーニングということが分かります。
適切なトレーニング方法で行わないと、ケガのリスクも高いです。
実際、私もおもいっきり投げません。
ダルビッシュ選手もTwitterで、5割程度で投げると言ったツイートをしています。
自己流で練習するのであれば、おもいっきり投げることはしないほうがいいですね。そしてできる事なら、野球専門のトレーナーに教わりながらトレーニングできるとより効果的です。
プライオボールを使ったトレーニング
前半に紹介した動画の他にも、多くのやり方があります。
デメリットをふまえ、おすすめのトレーニング方法を紹介します。
- トランポリンドリル
- リバーススロー
- ピポットピックオフスロー
- ロールインスロー
- ロケットスロー
- ウォーキングウインドアップスロー
- スキャップリトラクションスロー
- ステップアップスロー
このようなトレーニングなら、ケガのリスクを減らしながらトレーニングの効果を最大限に発揮することができます。
小山田拓夢さんのYouTubeチャンネルから参考にさせてもらいました。
以下でトランポリンドリル以外は、紹介されています。
他にも色々なバリエーションがありますので、工夫しながらトレーニングを行うことが大切です。
トランポリンドリル
以下はトランポリンドリルの一例です。
トランポリンドリルも多くのバリエーションがありますので、調べてみるのがおすすめです。
プライオボールを使ったトレーニングはおすすめ
球速UPやコントロールの向上のためには、おすすめのトレーニングです。
実際多くのプロ野球選手も取り入れているトレーニングです。
しかし、行う際はリスクもあるので注意しながら行いましょう。
個人的には5割程度、強く投げても7割ぐらいまでがいいかと思います。
ボールやトランポリンが高いから微妙といった意見もありますが、技術への投資と考えるとむしろ安いかなと感じます。
参考にしてみてください。プライオケアボールの購入は以下からできます。
Driveline baseball PlyoCareball プライオボール
専用のトランポリンもあるとより効果的にトレーニングできます。購入は以下からできます。
プライオボール専用ミニトランポリンの詳細はこちらから
検討してみては、いかがでしょうか?
野球ライフの参考になればと思います。
ピッチャーの球速アップについて球速140kmを超えるピッチャーになるための球速UPトレーニング8選で解説しているのでよかったらご覧ください。