スポーツベットで使える仮想通貨は?税金に抜け道はある?確定申告の方法も解説

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スポーツベットで使える仮想通貨は?税金に抜け道はある?確定申告の方法も解説

スポーツベットやオンラインカジノで利用できる仮想通貨の幅は広がってきています。

仮想通貨でゲームを楽しみたいけど複雑な確定申告などは避けたいと利用を躊躇している方は多いのではないでしょうか。

こちらの記事ではブックメーカーで仮想通貨を利用した場合、確定申告や税金の支払いはどのようになるのかを解説していきたいと思います。

スポーツベットで使える仮想通貨は

そもそも仮想通貨とは、暗号資産とも言われインターネット上でやりとりできるデジタル通貨を指します。ビットコインを代表とする仮想通貨ですが、その種類は日々増え続けています。

人気の10サイトを調べたところ、以下の順でより多くのサイトでの通貨の利用が可能となっていました。

  1. ビットコイン(BTC)
  2. リップル(XRP)
  3. イーサリアム(ETH)
  4. ライトコイン(LTC)
  5. テザー(USDT)
  6. ビットコインキャッシュ(BCH)
  7. USDコイン(USDC)
  8. トロン(TRX)
  9. リンク(LINK)
  10. ドージコイン(DOGE)

対応通貨の数や種類はサイトにより大きく異なりますが、ビットコイン(BTC)、リップル(XRP)、イーサリアム(ETH)、ライトコイン(LTC)、テザー(USDT)であればほとんどのサイトで利用が可能となっているようです。ブックメーカーを選ぶ際は自分が利用したい仮想通貨に対応しているかを確認し、登録しましょう。

また、仮想通貨の取引所については詳しくはこちらからご確認ください。

仮想通貨は税金の抜け道となるのか

結果から言うと、現在の法令では仮想通貨を日本円に換金(売却)し「一定の利益」を得た場合は利益に応じて税金の支払いが必要となる事があります。換金をしない場合は、課税の対象外とされています。

仮想通貨で得た利益は確定申告では「雑所得」という項目にあたり、会社員や、個人事業主の場合は、20万円以上が「一定の利益」とみなされるため、確定申告書を作成・提出し、納税を行う必要があります。雇用形態により控除の適用の条件や、確定申告が必要となる「一定の利益」となる基準は異なりますので、申告の際に確認をしましょう。通常であれば、1か所だけから2,000万円以下の給与を受けている会社員等の給与所得者は、会社で源泉徴収や年末調整確定を行っているため20万円未満であれば換金したとしても確定申告は不要となります。

確定申告の方法

そもそも確定申告とは、毎年1月1日から12月31日までの1年間に生じた所得の金額とそれに対する所得税等の額を計算して確定させる手続きです。

  • 仮想通貨を換金し、一定の利益を得た場合は以下の書類を用意し確定申告を行いましょう。確定申告に必要な書類年間取引報告書(仮想通貨取引所より発行)
  • 暗号資産の計算書(国税庁サイトよりダウンロード)
  • 給与所得の源泉徴収票

上記の書類を作成後はスマホやパソコンからe-Taxサイトにて必要情報を入力すると申告が可能となります。

課税を避けるには

ブックメーカーで高額の勝利金を得たからと言って、必ず確定申告が必要となるわけではありません。課税を避けるには課税の条件に当てはまらないよう入出金を行う必要があります。ブックメーカーで仮想通貨を利用する際は以下のポイントに注意しましょう。

仮想通貨アカウントからの年内の換金額を課税額内に抑える

確定申告が必要な利益額は会社員の場合、20万円以上となります。例えば、会社員の方がブックメーカーで20万円以上の利益を得た場合でも、仮想通貨の換金額が20万円未満であった場合は課税対象外となります。

ブックメーカーで勝利金やベット額、入金額の制限を設定する

一時的に高額な勝利金を得た場合でも、年間で見ると損失額の方が大きくなってしまいがちなのがギャンブルの怖いところです。各ブックメーカーのサイトでは上限額設定の機能が用意されているので、課税を避ける意味でも勝利金やベット額、入金額が一定額に達したらプレイをやめる事を検討してみましょう。

まとめ

仮想通貨は通貨自体の価格変動が大きいものも多いので、ブックメーカーでの単純な勝利金額だけではなく、換金時の値動きにも注視しておくことが大切です。うっかり申告が漏れていた、という事がないよう年間の取引額を把握し、プロ野球やサッカーなど人気スポーツへのベッティングを楽しみましょう。

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