2025年3月にスタートしたペナントレースも終盤に差し掛かっており、セ・リーグ、パ・リーグともにどこのチームが優勝するのか目が離せない状況になっている日本プロ野球。各地で行われているその試合には毎回数万人が観戦に駆けつけています。
一方で、プロ野球とは別のステージの草野球というものがあります。今回はこの草野球と呼ばれるものについて草野球とは何なのかルールや用品などについても迫っていきたいと思います。
草野球について
草野球とは一言でいうと、野球好きな大人が中心となって集まり、野球を楽しむことを目的としたアマチュア野球のことをいいます。土日などに地域の球場やグラウンドを借りて行われているのがそれです。
そのため、草野球に参加している人は年齢や職業なども多岐にわたっており、野球に興味があるという人であれば初心者でも経験者でも幅広く楽しめるのが一つの特徴です。
また、終わった後には飲み会やバーベキューなどを行うことも多く、そういったイベントを楽しみにしている方も多い印象を受けます。
草野球の意味とは
野球を楽しむことを目的としたアマチュア野球であることが草野球だとわかりましたが、なぜ「草」野球というのでしょうか。これは、草という言葉は「素人」「非正規」「非公式」などといった意味が江戸や明治のころからあったようでそういった点からも派生しているようです。
その他にも由来があり、主に以下の3つの要素から成り立っています。
- 日本で野球が伝わった明治期は草原で行われいたこと
- 大正時代にスポーツが大衆化する過程で「草」を付ける表現が広まったこと
- アマチュアであることを表現するため
草野球の魅力について
草野球の魅力はどういったところなのでしょうか。草野球の大きな魅力はその「自由さ」と「多様性」だと思われます。前述のとおり、草野球に参加している人は職業も年齢も性別も多種多様な人がいます。初心者で野球を始めたいという方も参加することができ、中には親子で参加しているという人もいます。練習や試合も強制のものではないのでその参加ハードルの低さが部活の野球などと違って魅力なのだと感じます。
草野球とプロ野球の違い
アマチュアで行う草野球とプロ野球ではルールや使用される用品などにも違いがあるようです。続いてはその違いについてまとめていきたいと思います。
ルールの違い
それぞれの野球ではルールが異なる点がいくつかあります。それぞれの違いを表にまとめましたので下記をご参照ください。
草野球 | プロ野球 | |
試合のイニング数 | 7イニング | 9イニング(延長12回まであり) |
コールドゲーム | 4回表・裏それぞれの終了時点で10点差以上、5回以降の7点差 ※大会による | なし(日没は降雨によるコールドはあり) |
試合時間制限 | 90分(超過時は得点が多い方の勝ち) | なし |
ビデオ判定 | なし | あり |
基本的なルールについては上記のようになっていますが、草野球はその自由さが魅力なため試合によってイニング数やコールドゲームなどのルールは柔軟に設定が可能です。
使用する用品について
草野球とプロ野球はルール以外にも使用する用品も異なります。大きく違うのが使用するボールで、プロ野球は硬式球を使用していますが草野球では硬式球と軟式球どちらも使用することが可能です。硬式球はアマチュアが扱うには危険もあるため、試合によっては軟式球も使用することが可能なためまだ経験が浅い方も安心です。
また、細かいところでいうとヘルメットの着用についても違いがあります。プロ野球では打者だけでなく走者もヘルメットを着用しますが、草野球では基本的に打者のみがヘルメットを着用するという違いもあります。
その他に、スパイクなども草野球選手におすすめのスパイク、プロ選手におすすめのスパイクと変わってきます。
同じ野球であっても利用する用品も異なってくるのは興味深いですよね。
草野球3番地について
素人でも経験者でも気軽に始められる草野球ですが、参加するためにまずは所属したいチームや団体を見つける必要があります。そのようなときに役立つのが草野球3番地です。耳にしたこともある人もいるかと思いますが、草野球3番地とは何なのか紹介していきたいと思います。
概要について
草野球3番地とは、草野球チームや個人のプレイヤーが集まるオンラインプラットフォームで掲示板タイプのサイトです。この草野球3番地を使って試合相手やチームメンバーの募集から試合が決まっているが自分のチームの人数が足りない時などに助っ人の手配などもできるようになっています。
特徴について
草野球3番地の特徴としては、全国の草野球チームやプレイヤーとかなり手軽に連絡を取ることができる点です。草野球を行っていく上で、問題となってくるのが試合相手やグラウンドの確保などがありますが、草野球3番地はこれらの問題を効率よく解決するように設計されています。
また、誰でも簡単に書き込みができるようになっているので、チームの特徴やメンバーの人数、試合実績などを掲載することで自身が思う対戦相手やプレイヤーに関心を持たれやすくなります。
草野球チームへの加入
野球を始めたいという方は、草野球3番地を使用して既存のチームに加入するのが一番早いと思われます。
さまざまなチームがそこには掲載されており、募集ページには「初心者歓迎や「経験者のみ」、「週末のみ活動」といった条件がしっかり書かれているので自身が希望する活動スタイルに合ったチームを探すことが可能になっています。
また、チームによっては体験参加を実施しているチームもあるため、実際にチームの雰囲気を現場で体感してみたいという方はそういう制度も利用して問い合わせしてみるのがいいでしょう。
最後に
今回は草野球について、草野球とはどのようなものかプロ野球とのルールや用品の違いなどに迫っていきました。また、草野球を行ううえで役立つ草野球3番地というプラットフォームについても紹介させていただきました。
これから草野球を始めたいという方はぜひ草野球3番地を活用してチェックしてみてください。