メジャーリーグにおいて最も優れた投手だけに贈られるサイヤング賞。歴代受賞者には誰がいるかご存知でしょうか?これまで数多くの名投手たちが名を連ねていますが、日本人選手たちの挑戦の歴史も気になるところですよね。
そこで今回は、サイヤング賞の歴代日本人受賞者を中心にまとめました。サイヤング賞の概要についても詳しく解説していくので、ぜひ最後までご覧ください。
サイヤング賞の歴代日本人受賞者
ナ・リーグのサイ・ヤング賞はスキーンズ(パイレーツ)
山本由伸は日本人初のサイ・ヤング賞ならずかぁ!でも今年ワールドシリーズも含めすごい活躍をして印象に残ったのは山本由伸だと思う!#山本由伸 #サイ・ヤング賞 pic.twitter.com/iaJ1FadXmA
— Sho23 (Sho_23) (@S2ho3_23) November 13, 2025
サイヤング賞を受賞したことがある日本人投手は、まだ1人もいません。
これまでに多くの日本人メジャーリーガーが素晴らしい成績を収めて投票上位にランクインしていますが、最高位は2位となっています。2000年代に入り日本人選手の活躍ぶりが連日ニュースで報じられているだけに、この事実は意外ですよね。
では、これまでに最高順位を獲得した選手や上位入賞した選手は誰なのか、順を追って見ていきましょう。
歴代最高順位を獲得したのは誰?
歴代MLB日本人投手の最高到達点にして、日本人の悲願のタイトル「サイ・ヤング賞」に最も近づいた男
🎥 Source: MLB Film Room✔︎ダルビッシュ有(2013年)
・209.2回
・13勝9敗
・防御率2.83 (4位)
・奪三振277 (1位🥇)
・奪三振率11.89 (1位🥇)
・被打率.194 (1位🥇)
・WHIP1.07 (4位)
🥇最多奪三振… pic.twitter.com/EmVkfc9J8N— HiT / MLB JAPAN NEWS (@hitotonoya1_00) May 23, 2026
サイヤング賞を逃しつつも、歴代最高順位を獲得した日本人選手は、ダルビッシュ有投手と前田健太投手の2人です。
それぞれの選手が獲得したシーズンの詳細を以下にまとめました。
| 選手名 | 獲得順位 | 受賞シーズン | 当時の所属球団 | リーグ |
| ダルビッシュ有 | 2位 | 2013年 | テキサス・レンジャーズ | ア・リーグ |
| ダルビッシュ有 | 2位 | 2020年 | シカゴ・カブス | ナ・リーグ |
| 前田健太 | 2位 | 2020年 | ミネソタ・ツインズ | ア・リーグ |
2020年シーズンは、2人の投手が同時に両リーグ2位にランクインするという、日本球界にとって歴史的な年となりました。
上位入賞したその他の選手
📝コラム🔍
山本由伸「サイ・ヤング賞」最終候補入りも…シーズンWARは日本人投手「7位」止まり!? 歴代ベストパフォーマンス見せたのはあの右腕
👉 https://t.co/xoNkcOmdQN✅ 日本人投手初の偉業達成が期待されるが果たして…🧐 pic.twitter.com/OM2Dc5NVI4
— ベースボールキング⚾🥎 (@BaseballkingJP) November 4, 2025
サイヤング賞の投票で、歴代最高位の2位に次いでトップ5に入ったことがある日本人選手は以下の4人です。
| 選手名 | 最高順位 | 達成シーズン | 当時の所属球団 | リーグ |
| 山本由伸 | 3位 | 2025年 | ロサンゼルス・ドジャース | ナ・リーグ |
| 岩隈久志 | 3位 | 2013年 | シアトル・マリナーズ | ア・リーグ |
| 野茂英雄 | 4位 | 1995年、1996年 | ロサンゼルス・ドジャース | ナ・リーグ |
| 今永昇太 | 5位 | 2024年 | シカゴ・カブス | ナ・リーグ |
これらトップ5圏外でも、千賀滉大投手が2023年にナ・リーグ7位に食い込むなど、多くの日本人投手が票を獲得しています。
サイヤング賞の歴代受賞者
サイヤング賞の長い歴史を紐解くと、時代を象徴する数々のレジェンド投手たちの名前が浮かび上がってきます。各年代において、圧倒的な球威や驚異的な奪三振を誇った名投手たちが受賞の栄誉に輝いてきました。
ここでは、1990年代から現代に至るまでの歴代受賞者と各年代の特徴、2026年の受賞者候補について見ていきましょう。
1990年代
1990年代のサイヤング賞は、のちに米国野球殿堂入りを果たす伝説的な代投手たちが賞を席巻するほど、メジャーリーグ史上の黄金期でした。グレッグ・マダックスは1992年から1995年にかけて、MLB史上初となる4年連続サイヤング賞の偉業を達成。
また、90年代はマダックス、グラビン、スモルツの3人でナ・リーグの賞をほぼ独占しました。
2000年代
2000年代のサイヤング賞は、90年代から続く伝説的エースの無双と、セイバーメトリクスの導入による選考基準の過度期が重なった激動の10年でした。
特に2000年のペドロ・マルティネス投手は、防御率1.74、WHIP0.74という驚異的な数値を叩き出し、満票で受賞。WHIP0.74は現在もメジャーリーグの歴代最高記録です。
2010年代
2010年代のサイヤング賞は、歴史的な絶対的エ-スたちが複数回の受賞を重ね、完全に球界を支配した10年間でした。特にナ・リーグのクレイトン・カーショウと、両リーグで受賞したマックス・シャーザーの2人は、それぞれ3度の受賞を果たしています。
また、2000年代後半に始まった「勝利数よりも防御率や奪三振を重視する」という選考基準が完全に定着した時代でもありました。
2020年代
2020年代のサイヤング賞は、圧倒的なスピードとデータの進化を背景に、ベテランの維持と超新星と呼ぶべき若手の台頭が激しく交差する時代となっています。
2023年にドラフト全体1位で指名され、2024年に新人王を獲得したスキーンズ投手は、メジャー3年目の2025年に10勝10敗・防御率1.97・216奪三振を記録。勝敗数に関わらず、防御率1点台という圧倒的な投球内容が評価され、記者30人の満票を集めて受賞しました。
2026年の受賞者候補
2026年のサイヤング賞レースでは、レギュラーシーズン最終盤を迎え、両リーグともに圧倒的な成績を残している以下の投手が受賞者候補に挙げられています。
- ア・リーグ:キャム・シュリトラー(ニューヨーク・ヤンキース)
- ナ・リーグ:ジェイコブ・ミジオロウスキー(ミルウォーキー・ブルワーズ)
その他、日本人ではロサンゼルス・ドジャース所属の山本由伸投手と大谷翔平投手が上位候補に挙がっています。
サイヤング賞の概要
メジャーリーグの投手タイトルにおいて最高峰とされるサイヤング賞ですが、「毎年耳にするけど、詳しいことはよくわからない」という人も多いかもしれませんね。
その歴史は古く、野球界に大きな足跡を残した伝説的な投手「サイ・ヤング」への敬意を込めて1956年に制定されました。ここでは、サイヤング賞の選考基準や、日本の沢村賞との違いについて詳しく見ていきましょう。
選考基準と選出方法
サイヤング賞の選考は、全米野球記者協会に所属する専門の記者たちによる厳正な投票によって行われます。
両リーグからそれぞれ1名ずつ、そのシーズンに最も優れた成績を残した投手がポイント制で選出される仕組みです。かつては勝利数が重視されましたが、近年では高度なセイバーメトリクス指標も加味されるなど時代と共に変化しています。
沢村賞とは何が違う?
サイヤング賞と沢村賞の違いは以下の通りです。
| 比較項目 | 沢村賞 | サイヤング賞 |
| 対象となる投手 | 先発投手のみ | すべての投手 |
| 選出する人数 | NPB全体で原則1人 | ア・ナ両リーグから各1人 |
| 選考のやり方 | 投手OB5名による選考委員会の合議制 | 野球記者30人によるポイント投票制 |
| 公式の選考基準 | 勝利数や防御率など明確な7項目あり | なし |
| 該当者なし | ふさわしい投手が低調なら「該当者なし」がある | 必ず毎年リーグごとに1人が選ばれる |
過去にサイヤング賞2位を獲得したことがあるダルビッシュ有投手や前田健太投手は、沢村賞も受賞しています。
まとめ
今回は、サイヤング賞の歴代日本人受賞者について解説いたしました。
残念ながら、2025年までの間にサイヤング賞を受賞した日本人投手はまだ1人もいません。しかし、歴代受賞者に次ぐ上位入賞者には、ダルビッシュ有投手や前田健太投手などがいます。ランニングホームラン 歴代達成者に目が行きがちですが、沢村賞と共にサイヤング賞にも注目したいですね。


