MLB ポストシーズンの仕組みは?日本のプロ野球の場合も解説

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MLB ポストシーズンの仕組みは?日本のプロ野球の場合も解説

2023年3月に開催されたWBC2023。日本代表チームの活躍を現地やテレビで見て日本プロ野球やメジャーリーグに興味を持ち始めたという方も多いのではないでしょうか。

現在は日本のプロ野球もメジャーリーグもレギュラーシーズンが終わり、日本一を決める日本シリーズやポストシーズンが始まっています。

今回は今まさに激闘が繰り広げられているMLBのポストシーズンの仕組みについて、日本プロ野球のクライマックスシリーズや日本シリーズの仕組みも踏まえて解説していきます。

MLB ポストシーズンについて

まずは、MLB ポストシーズンの仕組みや日程についてみていきたいと思います。

そもそもポストシーズンというのは、MLBの中で年間ナンバーワンのチームを決めるトーナメント戦の大会のことをいいます。MLBではアメリカンリーグ(ア・リーグ)とナショナルリーグ(ナ・リーグ)の2つのリーグが存在しており、ポストシーズンは各リーグから6チームずつの計12チームが参加します。

MLB ポストシーズンの仕組み

MLB ポストシーズンの仕組みは細かく4つのステージに分けられます。

1つ目がワイルドカードゲームズというもので、これは地区優勝したチームを除く12チームの中で「もっとも勝率の高いチーム」、「2番目のチーム」、「3番目のチーム」での対決です。先に2勝したチームが次のディビジョンシリーズへと駒を進められます。

2つ目がディビジョンシリーズというもので、両リーグを2カードずつに分けて「ワイルドカードゲームズの勝者」と「地区優勝3チームの中で最も勝率の高いチーム」が対戦をし、もう1カードは「地区優勝2チーム」が対戦します。最大5試合行われ、先に3勝した計4チームが次のステージへ進出します。

3つ目が優勝決定シリーズというもので、先のディビジョンシリーズを勝ち抜いた4チームによる7回戦制になっています。先に4勝を決めたチームがリーグ優勝の称号を得られ、次のワールドシリーズへの出場権を獲得します。

4つ目がワールドシリーズです。これは、前述の優勝決定シリーズを制した、ア・リーグとナ・リーグの王者たちによる対戦で7回戦制にて行われます。こちらも先に4勝した方がMLBワールドシリーズチャンピオンとなります。

MLB ポストシーズンの日程について

続いて、ポストシーズンの日程についてですが、2023シリーズはワイルドカードゲームズが10月3日~10月5日。ディビジョンシリーズが10月7日~10月14日。優勝決定シリーズが10月15日~10月25日。ワールドシリーズが10月27日~11月4日の各日程で開催されます。

日本プロ野球の場合

続いて、日本プロ野球のポストシーズンの仕組みをみていきたいと思います。まず、日本プロ野球のポストシーズンはクライマックスシリーズと日本シリーズに分かれています。パ・リーグとセ・リーグのそれぞれ上位3チームがクライマックスシリーズを戦い、勝利した1チームずつが日本シリーズへ進みます。

クライマックスシリーズはファーストステージとファイナルステージに分けられ、ファーストステージは各リーグの2位と3位で競い、先に2勝した方がファイナルステージに進みます。ファイナルステージではリーグ1位のチームとファーストステージの勝利チームが戦います。合計6戦で先に4勝した方が勝ちとなりますが、リーグ1位のチームにはアドバンテージとして1勝が予め付与されています。

そして各リーグのファイナルステージを勝ち上がったチーム同士で日本シリーズを戦います。最大7試合行い、先に4勝したチームが日本一の称号を得られる仕組みになっています。

最後に

今回はMLB ポストシーズンの仕組みについて、日本プロ野球の場合も含めてご紹介させていただきました。MLBとNPBナンバーワンを決める戦いが今まさに開催されている最中ですので、気になった方はぜひチェックしてみてください。

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