- プロ野球の過去の試合数と、その理由が知りたい
- 2020年、2021年の試合数と、試合数に関する情報が知りたい
- メジャーリーグの試合数の変遷が知りたい
このような疑問を解決します。
本記事で分かること
- プロ野球の試合数(過去・2021・2022年)
- 過去のダブルヘッダーや試合方式について
- プロ野球の試合数(最多・最小)
- 試合数が変わる理由
- オールスターの試合数
- メジャーリーグの試合数
- 2022年の試合数概要
プロ野球の野球について網羅的に知ることができます。
それでは、本題に入ります。
プロ野球過去の試合数
試合数は過去に、細かく変わっています。
試合数と合わせて、シーズンの開催ルールも合わせて紹介します。
ちなみに試合数は1チームの試合数で、交流戦も含んでいます。
開催ルールと試合数
1960年第~70年代
- 130試合
- 130試合だが、引き分け再試合あり
- 140試合
- 150試合
などいろいろな条件や試合数となっています。
70年代~80年代
- セリーグは130試合
- パリーグは130試合ですが、73年から82年の間は2シーズン制
90年~96年
- セリーグは、130試合で再試合引き分け有り(ただし、94、96年は引き分けがゼロ)
- パは130試合
97年~2000年
- セリーグが135試合で、引き分け再試合あり
- パリーグは、単純な135試合
2001年から
- セ・パとも140試合、引き分けあり
2004年
- セは138試合、パリーグは133試合
- ストの影響でセ・パともに2試合減
2005年、06年
- セリーグが146試合
- パリーグが146試合
- 交流戦36試合
2007年~
- 両リーグ144試合
- 交流戦24試合
- CS開始
ざっくりですがこのように、試合数やシーズンのルールが変わっています。
試合方式やルールも変更
試合数だけでなく、試合方式や優勝決定の方法も変わっています。
- 引き分けの有無
- 再試合の有無
- ダブルヘッダー
- 交流戦
- CS(クライマックスシリーズ)
- 前期、後期制
- 優勝の条件も勝率や勝ち数
等、意味が分からないくらい変化しています。
2リーグ制後のプロ野球試合数
年度 | セ・リーグ | パ・リーグ |
---|---|---|
1950 | 140 | 120 |
1951 | 120 | 120 |
1952 | 120 | 108 |
1953 | 130 | 120 |
1954 | 130 | 140 |
1955 | 130 | 140 |
1956 | 130 | 154 |
1957 | 130 | 132 |
1958 | 130 | 130 |
1959 | 130 | 130 |
1960 | 130 | 130 |
1961 | 130 | 140 |
1962 | 130 | 130 |
1963 | 140 | 150 |
1964 | 140 | 150 |
1965 | 140 | 140 |
1966 | 130 | 130 |
1967 | 130 | 130 |
1968 | 130 | 130 |
1969 | 130 | 130 |
1970 | 130 | 130 |
1971 | 130 | 130 |
1972 | 130 | 130 |
1973 | 130 | 130 |
1974 | 130 | 130 |
1975 | 130 | 130 |
1976 | 130 | 130 |
1977 | 130 | 130 |
1978 | 130 | 130 |
1979 | 130 | 130 |
1980 | 130 | 130 |
1981 | 130 | 130 |
1982 | 130 | 130 |
1983 | 130 | 130 |
1984 | 130 | 130 |
1885 | 130 | 130 |
1986 | 130 | 130 |
1987 | 130 | 130 |
1988 | 130 | 130 |
1989 | 130 | 130 |
1990 | 130 | 130 |
1991 | 130 | 130 |
1992 | 130 | 130 |
1993 | 130 | 130 |
1994 | 130 | 130 |
1995 | 130 | 130 |
1996 | 130 | 130 |
1997 | 135 | 135 |
1998 | 135 | 135 |
1999 | 135 | 135 |
2000 | 135 | 135 |
2001 | 140 | 140 |
2002 | 140 | 140 |
2003 | 140 | 140 |
2004 | 140 | 135 |
2005 | 146 | 146 |
2006 | 146 | 146 |
2007 | 144 | 144 |
2008 | 144 | 144 |
2009 | 144 | 144 |
2010 | 144 | 144 |
2011 | 144 | 144 |
2012 | 144 | 144 |
2013 | 144 | 144 |
2014 | 144 | 144 |
2015 | 144 | 143 |
2016 | 143 | 143 |
2017 | 143 | 143 |
2018 | 143 | 143 |
2019 | 143 | 143 |
2020 | 120 | 120 |
2021 | 143 | 143 |
2022 | 143 | 143 |
最多試合数と最小試合数
最多試合数
1956年パ・リーグの154試合
最小試合数
1972年パ・リーグの108試合
ちなみに2リーグ制以前ですと、プロ野球が始まったとされる、1936年の26試合が最小となっています。
試合数が変わると個人記録も変わる
試合数が変わると、当たり前ですが個人記録も変わります。
単純な比較は難しいですが、通算安打数やシーズン安打数などは、長く続いていた130試合の時期より、現在の144試合制の方が達成しやすくなります。
記録の偉大さに変わりはありませんが、達成した際の状況が今と違うこともあります。
ちなみに規定打席については、現在のように打席数×3.1ではなく、400打席以上を規定打席と定義していた時代もありました。
プロ野球の試合数は多すぎる⁉変更される理由
プロ野球の試合数が多すぎると感じる方もいるようですね。
例えば
- 試合数が多すぎて1試合の価値が下がる・見ていて飽きる
- サッカーのように少なくもいいのでは?
のように感じる方も多いようです。
そこでプロ野球の試合数が増えている理由について深堀します。
また過去のシーズンを見ると、少なからずばらつきがあります。
このばらつきの原因を探ってみました。
以下のとおりです。
- 収入アップのため
- 巨人戦を増やしたい
- パリーグは移動距離が長い
詳しくみていきます。
収入アップ
試合数の増加の1番の理由です。
現在のプロ野球は、開催されれば多くのお客さんが試合をみにいきます。
したがって
試合数増
↓
観客増
↓
収入増
のように成り立ちます。
NPB、球団側はなるべく多くの試合を行っていきたいというのは、当たり前の考えです。
しかし以前は、試合を行っても観客が入らず、スカスカのスタンドということも多くありました。
ですので赤字になるぐらいなら、試合数は少なくしようといった球団もあったようです。
現在は試合が多ければ収益も多くなるので、143試合になっています。
巨人戦を増やしたい
巨人の人気がなければ、プロ野球が成り立たないという時期が多くありました。
したがって、収入や観客を増やすために、全体の試合数を増やして人気球団の巨人戦を増やそうといった考えです。
現在のプロ野球は、巨人だけの人気ではないことは承知の事実です。
パリーグは移動距離が長い
以前(現在も!?)のパリーグは、移動距離も長く交通機関が発達していなかったため、ダブルヘッダーなどがひんぱんに行われてきました。
消化できる試合数が、130試合ぎりぎりでした。
しかし交通機関の発達やドーム球場の整備により、多くの試合を開催する事が可能になりました。
このような状況から、試合数が増えてきました。
全てのシーズンに当てはまるわけではありませんが、このような理由があります。
143試合制の理由(なぜ?)
現在の143試合制って、中途半端な数字ですよね。
これは、交流戦が18試合になっていることが理由です。
つまり交流戦6チーム×3連戦(18試合)、同一リーグのチームとの対戦25試合×5(125試合)
合計すると、143試合になります。
以前は、144試合の時もありました。
この時は、交流戦が24試合(6チーム×ホームビジター2戦づつ)あり、同一リーグの試合が120試合(24試合×5)で144試合でした。
交流戦がなかった時代は、5×26=130試合でこの時代の印象も強かったですね。
現在の143試合制の理由は制度上このようになっており、なおかつ選手の怪我のリスクを考えると、絶妙な試合数なのかもしれません。
オールスターの試合の変遷
少し話がそれますが、オールスターの試合数も見てみましょう。
スタート当初は2試合と3試合でばらつきがあり、1960年代以降は3試合で定着しています。
その後1989年以降は原則2試合となったが、オリンピック開催年のみ3試合行われることになった。
2000年代は基本的に2試合制だが、収益確保や東日本大震災の影響で3試合制になっている年もあります。
現在は2試合制で、4年に一度、地方球場で行われることになりました。
シーズン試合数が減ると記録更新の可能性も⁉
2020年の例です。
試合数が減ったことにより〇〇率と呼ばれる記録は、シーズン新記録がでる可能性が上がっているのではないでしょうか。
その中でも「夢の4割打者は誕生するのか?」ではないでしょうか。
ちなみに1995年のイチロー選手は、115試合を終えて.395でした。
他にもバースやクロマティも4割にかなり近づきました。
この数字をみると、期待したくなりますね。
結果は残念でしたが・・。
関連記事 プロ野球の歴代最高打率TOP10と天才打者ランキング
その他にも防御率、出塁率、長打率等は可能性がありそうです
メジャーリーグ(MLB)の試合数
番外編としてメジャーリーグの試合数も調べてみました。
Wikipediaの情報をまとめたので、間違っていたら指摘してもらえると助かります。
まず2021年は162試合です。
近年は162試合で行われています。
ちなみに内訳
・同地区4チーム×19試合=76試合
・他地区10チーム×6または7試合=66試合
・インターリーグ(交流戦)=20試合
となっています。
昔の試合数も調べてみました。
リーグやチーム数が変わっているの複雑になっています。
基本的に1961年から現在まで、チーム数の変化はあるものの162試合となっています。
それ以前は154試合で行われています。もっと古い情報は、調べて追記します。
~1960年(全7チーム) | 22×7=154試合 |
---|---|
1961年~(アメリカンリーグ):全9チーム | 18×9=162試合 |
1962年~(ナショナルリーグ):全9チーム | 18×9=162試合 |
1969年~ア・リーグ、ナ・リーグともに(2地区・12球団) | 同地区5チーム×18試合=90試合 他地区6チーム×12試合=72試合 計162試合 |
1977年~(ア・リーグ)14球団 1993年~(ナ・リーグ)14球団 | 同地区6チーム×13試合=78試合 他地区7チーム×12試合=84試合 計162試合 |
1994年(3地区制)地区によって球団数が違う | 同地区=60試合程度 同リーグ(同地区以外)=各45試合程度×2 インターリーグ=残り12試合程度 計162試合 |
2013年~現在 | 同地区4チーム×19試合=76試合 他地区10チーム×6または7試合=66試合 インターリーグ(交流戦)=20試合 計162試合 |
ちょっと見づらくて申し訳ありません。
2022年のプロ野球試合数は何試合?
2022年のプロ野球の試合数についてもかんたんに紹介しておきます。
プロ野球総試合数
2022年のプロ野球総試合数は、通常通りに行われます。
総試合数は、1球団当たり143試合です。
パリーグ
パ・リーグとセ・リーグ共に試合数は変わりません。
セリーグ
パ・リーグとセ・リーグ共に試合数は変わりません。
交流戦の試合数
交流戦の試合数も例年通り行われます。
1球団の試合数は18試合です。
例えば、巨人ならパリーグ各球団と3試合づつ行うため、合計18試合になります
月何試合?
シーズン中は1球団あたり月に20試合前後の試合数が行われます。
※開幕月の3月を除く
開幕戦
3月25日から全球団一斉に公式戦が始まります。
いつまで
2022年は9月28日(水)までシーズン公式戦が予定されています。
クライマックスシリーズの日程は未定
日本シリーズは10月22日(土)から始まります。
2022年1月現在
2020年・2021年のプロ野球試合数
2020年・プロ野球の試合数は何試合?
かなりレアケースになった、2020年シーズンの概要です。
- 6月19日開幕
- 試合数120試合
- 交流戦の開催なし
- セ・リーグのCSはなし
- パ・リーグのCSはファイナルステージのみ
このようになりました。
シーズンが行われただけでも、よかったかもしれません。
2021年・プロ野球の試合数は何試合?
2021年の試合数と概要です。
- 試合数:143試合
- 交流戦:18試合
- 7月19日~8月12日(オリンピックのため中断期間)
- CS(クライマックスシリーズ)は通常通り開催
- 日本シリーズは通常通り開催
2021年は交流戦の開催と、通常通りのCSが開催されるます。
無事に開催されることを願っています。
プロ野球の試合数の変遷
試合数の変遷を見ると、いかにプロ野球が変わってきたかが分かる内容となります。
またシーズンの開催方式もいろいろ変わっています。
単純な試合数だけでなく、シーズンのルールも大切ですね。
それでは、野球を楽しみましょう。
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