韓国はなぜ野球が強いのか?【WBC 2023】韓国の成績も振り返る

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韓国はなぜ野球が強いのか?【WBC 2023】韓国の成績も振り返る

2023年3月に日本の優勝で幕を閉じたWBC。今大会をきっかけに各国の野球に興味を持ち始めたという方も多いのではないでしょうか。日本の国際大会での活躍を語る上で欠かせない存在となるのが韓国です。過去の国際大会でも何度も対戦しており、プレー以外の部分でも物議をかもすこともありました。

多数のメジャーリーガーを輩出しており野球強豪国である韓国ですが、今回はその韓国の野球の強さの秘訣について過去の国際大会の成績も振り返りながら迫っていきたいと思います。

韓国の野球について

まず韓国の野球の強さについてですが、過去には国際大会で優勝をするなど世界でもトップクラスの強さを誇っているといえるでしょう。

そんな韓国の野球文化ですが、国内の野球リーグとしてKBOというプロ野球リーグが存在しています。これは日本でいうところのNPBと同様の扱いのリーグといえます。

日本との違いとしては、日本のプロ野球が2リーグ制12チームで構成されていますが韓国のプロ野球は1リーグ制10チームで構成されています。年間の試合数は144試合で日本とさほど変わらない試合数をこなしています。

KBOリーグは1982年に発足した歴史あるリーグであり、800万人以上の観客動員を記録するなど、全スポーツの中でもMLBとNPBに次いで3番目の観客動員数を誇っています。

このように韓国の中で野球というスポーツはとても盛んに行われており、野球人口も多いことが韓国野球の強さの要因の一つといえます。

韓国出身のメジャーリーガーについて

このように野球文化が根付いている韓国から、メジャーリーガーも数多く輩出されています。前回のWBCに出場した選手を中心にご紹介させていただきます。

  • トミー・エドマン内野手:国籍はアメリカですが母が韓国出身のため韓国代表に選出。現在はカージナルスに所属しており、2021年シーズンにはゴールドグラブ賞を受賞しています。
  • キム・ハソン内野手:現在はダルビッシュ選手と同じパドレスに所属しており足が速く、守備の名手として活躍しています。

上記のほかにも、パク・ビョンホ選手やキム・ヒョンス選手、キム・グアンヒョン選手らが過去にメジャーでプレーした選手として存在しています。

WBC2023での韓国の成績について

現役メジャーリーガーを輩出している韓国が今回のWBCでどのような成績を残しているか振り返っていきたいと思います。

韓国 WBCは結果として1次ラウンドで敗退となりました。チェコと中国には力の差を見せつけて勝利を収めるも、オーストラリアに惜敗し日本にも敗れたため決勝ラウンドには進めず惜しくも敗退となりました。しかし、韓国打線の強力さは見せつけており、すべての試合で4得点以上をマークするなどバッティング技術の高さを示しました。

韓国の野球が強い理由について

上記のことを踏まえて、韓国の野球がなぜ強いのかその理由について迫っていきたいと思います。

一つは国内リーグの発展です。前述のとおり、韓国のプロ野球は観客動員数も多く野球人口も多いです。加えて、韓国野球の特徴として日本のプロ野球よりもバッティングの力に重きを置いているため、どこの国が相手でも点を取れるところが強さの要因の一つだと思われます。また、もう一つの理由として兵役の免除が考えられます。韓国ではオリンピックなど国際大会で金メダルを獲得すると兵役が免除される仕組みがあるため選手のモチベーションも高く、大会への出場を辞退するというような選手はまずいないというのも韓国が強い理由の一つだと考えられます。

最後に

今回は韓国の野球がなぜ強いのかをWBCでの成績も振り返りながらみていきました。韓国の野球レベルは今後もあがっていくことが考えられます。ライバルとして、今後国際大会で試合があるときは皆さんで勝てるように応援していきましょう。

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