大谷翔平をはじめとして千賀滉大や山本由伸、鈴木誠也など日本人選手の活躍が連日報じられているMLB。特に大谷翔平はメジャーリーグの中でも特別な存在となっており、その日の大谷翔平の成績は各番組で取り扱われるほどです。
今回は大谷翔平の同僚でもありメジャー屈指の強打者でもあるフレディ フリーマンという選手にフォーカスを当てて、プロフィールや経歴、息子の存在などに迫っていきたいと思います。
フレディ フリーマンについて
まずは今回ピックアップするフレディ フリーマンという選手のプロフィールを紹介していきます。
・名前:フレデリック・チャールズ・フリーマン
・生年月日:1989年9月12日(35歳)
・出身地:アメリカ合衆国カリフォルニア州
・身長:195.6cm
・体重:99.8kg
・投打:右投左打
・ポジション:ファースト
・所属チーム:アトランタ・ブレーブス(2010年~2021年)、ロサンゼルス・ドジャース(2022年~)
フレディ フリーマンは195㎝を超える身長から力強い打球を放つバッターであり、長打力に加えて高い打率と出塁率を誇るスキのないバッターの一人です。また、ファースト守備も非常に安定しており、2018年にはゴールドグラブ賞も受賞しています。
プロ入りからブレーブスでの経歴について
フレディ フリーマンはエル・モデナ高等学校を卒業後、2007年のMLBドラフトでアトランタ・ブレーブスから2巡目指名を受けてプロの世界に足を踏み入れました。
その後はプロ入り4年目となる2011年シーズンからブレーブスのファーストとして開幕からレギュラーに定着。持ち前の長打力と出塁率で打線の核を担い、2014年には総額1億3000万ドルの8年契約という内容でブレーブスと大型契約を結んでいます。
2016年シーズンにはサイクル安打を達成するなどシーズンを通して158試合に出場して打率.302、34本塁打、91打点とキャリアハイの成績を残しました。その後も安定した成績を残し続け、2021年シーズンには自身2度目となるサイクル安打を達成。また、チームとしもワールドシリーズに進出し、アストロズとの対決を制して自身初となるワールドシリーズ制覇を果たしました。
シーズンオフにはブレーブス残留を前提として6年契約を求めていましたがチームから5年契約を提示されたことで交渉が難航しました。
ドジャース入団後の経歴について
ブレーブスとの交渉がまとまらずフレディ フリーマンは2022年シーズンからドジャースと6年契約を移籍しました。移籍初年度は両リーグ最多となる199安打を記録し、盗塁も13個記録するなどチームが変わっても活躍をみせました。
翌シーズンも本塁打や安打を積み重ねていき、5月には通算300本塁打を達成。6月のアストロズ戦では通算2000本安打を達成しています。結果的にこのシーズンはリーグ3位となる打率.331を記録しています。
また、2024年シーズンにはチームのナショナルリーグ制覇に大きく貢献し、ワールドシリーズでも逆転サヨナラ満塁本塁打を含む3試合連続本塁打を記録するなど圧倒的な活躍を残してワールドシリーズMVPに輝きました。
フレディ フリーマンの息子について
そんなメジャーリーグの第一線で活躍を続けているフレディ フリーマンには息子がいます。その息子が昨年に病気を患っていたということです。息子が抱えていた病気について続いてはみていきます。
フレディ フリーマンの息子が抱えていた病気
病気を抱えていたのはフレディ フリーマンの三男であるマックスくんでした。昨年の7月下旬ごろにマックスくんが重度のギランバレー症候群に感染していました。ギランバレー症候群によってマックスくんは肩まで麻痺が進行して緊急搬送され、一時は人工呼吸器や経管栄養が必要な重篤な状態にまで陥っていたようです。
しかしながら、オレンジ郡小児病院での治療の甲斐もあり順調に回復して無事に退院をしています。現在は完治に向けて回復中だということです。
大事な息子が危険な状態に陥りながらも野球で成績を残せるのはプロとしても父としても素晴らしいですね。
ギランバレー症候群とは
フレディ フリーマンの息子が抱えていたギランバレー症候群とはどのような病気なのでしょうか。ギランバレー症候群とは末梢神経の障害であり、急に手や足に力が入らなくなる病気です。この病気は人口10万人当たり年間約1~2人がかかる稀な病気であり年齢層に関係なく比較的男性に多い病気です。
ギランバレー症候群の症状は2~4週間以内に最も重くなり、それ以後に悪化することはないようです。しかし、ピーク時の症状は重い場合には寝たきりの状態になったり、呼吸ができなくなったりすることもあります。
主にウイルスや細菌の感染症をきっかけに発症すると考えられている病気です。
回復後のフレディ フリーマンの行動
オレンジ郡小児病院でマックスくんが回復していく中で、フレディ フリーマンは「集中治療室が毎日満床である現実を目の当たりにし、チェルシーと私は深く心を打たれた。医師や看護師、ケアチームが子どもたちとその家族に希望と癒しを届ける姿に感動した。オレンジ郡小児病院は息子の命を救ってくれた。」と語っています。
そのような経験を経て、フレディ フリーマン夫妻は小児病院へ100万ドルの寄付を行ったようです。
それほどまでに病気と闘う息子の苦しい姿や助けるために奔走してくれた医師などの姿が大きかったのだと思われますね。
フレディ フリーマンは昨年ある日の会見で「(息子を病院で見守る)あの経験はもう二度としたくない。たとえワールドシリーズ第7戦の9回裏、満塁の場面で3億回連続三振するとしてもね」と気持ちを語っていました。
最後に
今回はメジャーリーグのドジャースで活躍するフレディ フリーマンについて、身長や出身地、これまでに歩んできた経歴そしてギランバレー症候群にかかってしまった息子などについて迫っていきました。
プロ入りからメジャーの第一線で活躍を続けているフレディ フリーマン。現在は息子の症状も落ち着き、順調に回復が進んでいるということで今シーズンは昨シーズン以上の成績を期待してしまいますね。息子のマックスくんにこれからもいいところをみせられるようにフレディ フリーマンの活躍を応援していきましょう。