大谷翔平や鈴木誠也など、多数の日本人選手の活躍により連日大きな盛り上がりをみせているメジャーリーグ。ポスティングシステムや海外FA権を行使してメジャーへ挑戦する選手も年々多くなっており、メジャーリーグの試合を見る手段もそれに伴い多くなっているイメージです。
今回はそんなスター選手が集うメジャーリーグの中でも最強ピッチャーの一人であるジェイコブ・デグロムについて、成績やプロフィールなどに迫っていきたいと思います。
ジェイコブ・デグロムについて
まずは今回ピックアップするジェイコブ・デグロムの簡単なプロフィールをみていきます。
- 名前:ジェイコブ・アンソニー・デグロム
- 生年月日:1988年6月19日(37歳)
- 出身地:アメリカ合衆国フロリダ州
- 身長:約193㎝
- 体重:約6kg
- 投打:右投左打
- ポジション:ピッチャー
- 所属球団:テキサス・レンジャーズ
- 背番号:48
スリークォーター気味のフォームから最速164km/hを超えるストレートと変化量の多いスライダー、緩急のあるチェンジアップを巧みに操り三振の山を築くタイプのピッチャーです。
かなりのパワーピッチャーであると同時に、勝ち星に恵まれないことも多く2018年シーズンは防御率1.70という数値を残しながら10勝にとどまりました。
また、デグロミネーターという愛称で親しまれています。
プロ入り前の経歴
ジェイコブ・デグロムはカルバリー・クリスチャン・アカデミーを卒業後、ステッソン大学に進学しました。大学2年時まではショートのポジションを務めており、2年生の終わりごろからピッチャーとして試合に出場するようになりました。
そのような経歴でありながら、2010年MLBドラフト9巡目(全体272位)でニューヨーク・メッツから指名を受けてプロの世界に足を踏み入れました。
ニューヨーク・メッツ時代
ニューヨーク・メッツに入団してからは4年目のシーズンオフにメジャー契約を果たしました。翌年の2014年シーズンに先発としてメジャーデビューを果たしました。9月のマーリンズ戦では先発として登板して初回先頭打者から8者連続奪三振を記録するなど活躍を見せて新人王を獲得しました。
2015年シーズンは先発2番手としてローテーションをまわり、14勝を挙げるなどしてチームの地区優勝に大きく貢献しました。その後もチームの中心投手として活躍を続けて、特に2018年シーズンには217イニングを投げて防御率1.70、269奪三振とキャリハイの成績を残してサイ・ヤング賞を受賞しています。シーズン10勝でのサイ・ヤング賞受賞は先発として史上最少の勝利数でした。
これまでの成績もあり、2019年にはメッツと5年総額1億3750万ドルで契約を延長しました。この契約にはオプションとして全球団トレード拒否権や2022年シーズン終了後に契約を破棄できるオプトアウト権などもついていました。
そして2022年オフにオプトアウト権を行使してFAとなりました。
テキサス・レンジャーズ時代
ジェイコブ・デグロムは2022年12月2日にテキサス・レンジャーズと5年総額1億8500万ドルの契約を結びました。この契約には全球団に対するトレード拒否権なども含まれているようです。
2023年シーズンは故障の影響もあり、6試合に登板し2勝0敗、防御率2.67という成績で終わりました。なお、この年にトミー・ジョン手術を受ける予定であることが明かされ、復帰は翌シーズンとなりました。
リハビリ等を乗り越えて2024年9月13日にマリナーズ戦で復帰登板を果たしました。2025年シーズンは序盤から稼働し、7月の試合で自身6年ぶりとなる2桁勝利を達成しています。今シーズンはこの先さらにどのような成績を残していくのか関心が集まっています。
ジェイコブ・デグロムの成績は?
続いて、2度もサイ・ヤング賞を受賞しているメジャーリーグの中でもトップの選手であるジェイコブ・デグロムがこれまでに残してきた成績を紹介していきます。
年度 | 登板数 | 勝利 | 投球回 | 奪三振 | 自責点 | 防御率 | WHIP |
2014 | 22 | 9 | 140.1 | 144 | 42 | 2.69 | 1.14 |
2015 | 30 | 14 | 191 | 205 | 54 | 2.54 | 0.98 |
2016 | 24 | 7 | 148 | 143 | 50 | 3.04 | 1.20 |
2017 | 31 | 15 | 201 | 239 | 79 | 3.53 | 1.19 |
2018 | 32 | 10 | 217 | 269 | 41 | 1.70 | 0.91 |
2019 | 32 | 11 | 204 | 255 | 55 | 2.43 | 0.97 |
2020 | 12 | 4 | 68 | 104 | 18 | 2.38 | 0.96 |
2021 | 15 | 7 | 92 | 146 | 11 | 1.08 | 0.55 |
2022 | 11 | 5 | 64.1 | 102 | 22 | 3.08 | 0.75 |
2023 | 6 | 2 | 30.1 | 45 | 9 | 2.67 | 0.76 |
2024 | 3 | 0 | 10.2 | 14 | 2 | 1.69 | 1.13 |
ジェイコブ・デグロムは以上のような成績を残してきました。特に2017年から2019年シーズンは200イニング以上を投げてそれを上回る奪三振を毎シーズン記録するなど卓越した成績を残し続けました。2年連続のサイ・ヤング賞受賞も納得ですね。
2025年シーズンの成績
直近は怪我からのリハビリなどもあり、思うような登板ができていなかったジェイコブ・デグロム。しかし、2025年シーズンからは開幕から復活を遂げて8月10日時点で23試合に登板し、10勝5敗、143奪三振、防御率2.86と年齢を全く感じさせないピッチングを披露しています。
もうシーズンも終盤に差し掛かっていますが、ジェイコブ・デグロムがこれからいくつの三振を奪い、いくつの勝利をチームにもたらすのかファンは大きな期待を寄せているようです。
これまでの獲得タイトルとは
ジェイコブ・デグロムはこれまでに数多くの名誉あるタイトルを獲得してきました。
まず、2018・2019年にサイ・ヤング賞を獲得。2014年には新人王を獲得しています。2021年4月にはピッチャー・オブ・ザ・マンスを、プレイヤー・オブ・ザ・ウィークに関してはこれまでに3回獲得しています。
タイトルは2018年に最優秀防御率を獲得し、2019年と2020年には最多奪三振を獲得しています。
メジャーリーグという環境でタイトルや表彰をいくつも獲得しており、2019年と2020年にはオールMLBチームに先発投手として選出されるほどです。
最後に
今回はテキサス・レンジャーズで活躍するメジャーリーグ最高のピッチャーの一人であるジェイコブ・デグロムについて、残してきた成績やプロフィールなどに迫っていきました。メジャー昇格後から毎年のようにトップクラスの成績を残し続けてきたジェイコブ・デグロム。
37歳となった今シーズンもすでに10勝を挙げるなどこれまでけがで活躍できなかった分を取り戻すかのような成績を残しています。2025年シーズンが終わった際にどのような成績を残しているのか、また来年以降も圧倒的なピッチングが見られることをメジャーファンは期待しています。気になった方はぜひ試合をチェックしてみてください。