大単翔平を筆頭に山本由伸や菊池雄星、鈴木誠也など数多くの日本人選手が活躍をみせているメジャーリーグ。大谷翔平の姿を見るためにドジャースタジアムへ足を運んだという方もいるのではないでしょうか。
今回は大谷翔平や山本由伸とチームメイトであるムーキー・ベッツの年齢や身長などのプロフィールやこれまでの経歴などに迫っていきたいと思います。
ムーキー・ベッツについて
まずは今回ピックアップするムーキー・ベッツの簡単なプロフィールをみていきます。
- 名前:マーカス・リン・ベッツ
- 生年月日:1992年10月7日
- 出身地:アメリカ合衆国テネシー州
- 身長:3cm
- 体重:6kg
- 投打:右投右打
- ポジション:外野手、セカンド、ショート
ムーキー・ベッツの年齢は2025年7月現在、32歳です。メジャーリーグという最高レベルの環境で、走攻守すべての面でトップパフォーマンスを発揮する選手の一人。特に走力に強みを持っており、キャリア通算での盗塁成功率は83.4%をも誇っています。守備でも外野手として、守備の名手に贈られる名誉であるゴールドグラブ賞を4年連続で受賞しています。
身長が175㎝と小柄な部類でありながら、最強チームであるドジャースのレギュラーとして核を担っています。
経歴
ここからはムーキー・ベッツの経歴についてまとめてみました。
プロ入り前
ムーキー・ベッツは小さいころ身体が周りと比べて小さかったためどのリトルリーグからも入団を拒否された経験を持ちます。そんな状況を受けて母親が似た境遇の子どもたちを集めてリトルリーグのチームを結成します。また、母親はそのチームの監督も務めました。
そんなアグレッシブな母親のおかげもあり、ムーキー・ベッツは野球に打ち込むことができ、高校はジョン・オーバートーン高等学校へ進学します。
高校時代も活躍をしていましたが、身体が小さいことを理由に評価は低く強豪の有名大学への進学を決断していました。
しかし2011年19歳の時に、MLBドラフトでレッドソックスから指名を受けて、熟考の末に大学進学を辞めて入団を決意しました。
レッドソックス時代
レッドソックスに入団後は2014年シーズンの途中からメジャー契約を結び、晴れてメジャーデビューを果たします。2015年シーズンにはセンターのレギュラーとして定着し、打率.291、18本塁打を記録しました。
2016年シーズンはチーム事情によりライトにコンバートされました。このシーズンからは長打力も発揮されるようになり、1試合3本塁打をシーズンで2度も達成しています。結果的にこのシーズンは打率.318、31本塁打、113打点と3割・30本・100打点を達成しています。また、自身初となるゴールドグラブ賞も受賞しています。
2018年シーズンも非常に好調なシーズンであり、首位打者のタイトル獲得や打率3割・30本塁打・30盗塁のトリプルスリーを達成するなどチームのワールドシリーズ優勝にも大きく貢献しました。
そして2020年2月10日にトレードによりロサンゼルス・ドジャースへ移籍が決定しました。
ドジャース時代
トレードによる移籍自体も驚きでしたが、何よりドジャースとの契約が目を見張るもので12年総額3億6500万ドルというものでした。現在の契約とあわせるとMLB最長契約となりました。
移籍1年目からライトのレギュラーとして出場を続けて地区8連覇の原動力となりました。翌年の2021年シーズンは故障により思うような活躍を残せませんでしたが、2022年シーズンはキャリアハイとなる35本塁打を記録しました。2023年シーズンも39本塁打を記録する成績を残すと同時に、このシーズンはセカンドとしても70試合に、ショートとしても16試合に出場するなどユーティリティ性も見せました。
2024年シーズンは加入した大谷翔平とともに1番ムーキー・ベッツ、2番大谷翔平の強力打線を組みました。また、チーム事情もありこの年はショートとして主に出場していました。ワールドシリーズではファールボールを捕球したところをヤンキースファンにボールをグラブの中からはじき出されるなどでも話題を呼びましたが、自身3度目となるワールドシリーズ制覇を達成しました。
ムーキー・ベッツの成績について
続いては、ムーキー・ベッツがこれまでに残してきた成績をレギュラーシーズン、ポストシーズン、WBCに分けてみていきます。
レギュラーシーズンの年度別打撃成績
ムーキー・ベッツがメジャーデビューをしてからこれまでに残してきたレギュラーシーズンの成績をまずはみていきます。
各年でどれほどの打撃成績を残してチームに貢献してきたのかが一目で分かるようになっています。
前述のとおり、2014年から2019年までがレッドソックス、2020年から2024年までがドジャースでの成績になります。
試合数 | 打率 | 本塁打 | 打点 | 盗塁 | |
2014年 | 52 | .291 | 5 | 18 | 7 |
2015年 | 145 | .291 | 18 | 77 | 21 |
2016年 | 158 | .318 | 31 | 113 | 26 |
2017年 | 153 | .264 | 24 | 102 | 26 |
2018年 | 136 | .346 | 32 | 80 | 30 |
2019年 | 150 | .295 | 29 | 80 | 16 |
2020年 | 55 | .292 | 16 | 39 | 10 |
2021年 | 122 | .264 | 23 | 58 | 10 |
2022年 | 142 | .269 | 35 | 82 | 12 |
2023年 | 152 | .307 | 39 | 107 | 14 |
2024年 | 116 | .289 | 19 | 75 | 16 |
ポストシーズンの通算打撃成績
ムーキー・ベッツはこれまでに8回ポストシーズンに出場しています。
通算成績は下記のとおりです。
打率.259、8本塁打、34打点、16盗塁
ポストシーズンはあまり得意ではないムーキー・ベッツですが、2024年のポストシーズンでは4本塁打を放つなど克服の兆しをみせています。
WBCでの打撃成績
ムーキー・ベッツは2023年WBCにアメリカ代表として出場していました。決勝戦で日本代表と戦っているため印象に残っているという方も多いのではないでしょうか。
WBCでの成績は下記のとおりです。
7試合、打率.313、0本塁打、1打点、0盗塁
WBCでは打点や本塁打こそなかったものの3割越えの打率を記録し、アメリカ代表の準優勝に大きく貢献しました。
最後に
今回は大谷翔平とともにドジャースの主軸として活躍するムーキー・ベッツについて年齢や身長といったプロフィール情報やこれまでの経歴などに迫っていきました。
ムーキー・ベッツは小柄ながらも、メジャーに上がってから現在までトップの成績を残し続け、ジャーにおいて走攻守すべてで活躍できるというところを見せてくれます。
大谷翔平の活躍を合わせてムーキー・ベッツの活躍にもぜひ注目してみてください。