【世界野球】WBCとプレミア12は何が違う?出場国の決め方やルールを紹介

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【世界野球】WBCとプレミア12は何が違う?出場国の決め方やルールを紹介

2023年3月に開催され、劇的な日本の優勝で幕を閉じたWBC2023。数々のメジャーリーガーも参戦し、日本代表にも大谷翔平やダルビッシュ有なども出場していたため、実際にテレビや現地の球場で試合を見ていたという方も多いのではないでしょうか。

そして今年2024年にはもう一つの世界最高峰の野球大会であるWBSCプレミア12が開催されます。

今回はプレミア12開催に先立ちまして、WBCとプレミア12の違いについて迫っていきたいと思います。

プレミア12とは

WBSCプレミア12とは、世界ソフトボール連盟が主催の大会で、WBSCが選出した12の国・地域の代表により行われる国際大会です。WBCと同様に4年に1回の開催となっています。

プレミア12は過去に2回開催されており、第1回大会は2015年に、第2回大会は2019年に開催されました。その時の優勝国は第1回大会が韓国で第2回大会が日本でした。

招待国の選出方法

プレミア12に招待される国・地域の選出方法ですが、WBSC世界野球ランキング上位12チームが招待されます。WBSC世界野球ランキングは、すべての世代の国際大会での成績が含まれて順位に反映されているため世代を問わない国・地域全体の野球の強さを競う大会としてプレミア12は位置付けられています。

そのためプレミア12に選出されるためには継続的に各世代の国際大会で結果を残さなければならないためより出場までのハードルが高い国際大会だといえます。

試合形式について

プレミア12の試合形式やルールとしては、選出された上位12チームが6チームずつの2グループに分かれて総当たり戦を行います。(オープニングラウンド)

その後、各グループの上位2チームがオープニングラウンドとは別の組の2か国と対戦し、(スーパーラウンド)スーパーラウンドの累計3試合の結果をもとに上位2チームで決勝戦を、下位2チームで3位決定戦を行う形になっています。

世界野球大会WBCとプレミア12の違い

続いて、プレミア12と同じように世界野球であるWBCとの違いはどのようなところがあるのかについて前述の内容をもとに比較してみていきたいと思います。

主催者の違い

WBCとプレミア12の違い一つ目は主催者の違いです。前述のプレミア12は世界野球ソフトボール連盟が主催であるのに対してWBCはワールド・ベースボール・クラシック・インク(WBCI)が主催です。WBCIはメジャーリーグを運営するMLB機構とMLB選手会が立ち上げた機関であり、そのためWBCはMLBが中心となって運営している大会であるといえます。

出場可能数の違い

二つ目は大会に出場できる国・地域の代表チーム数です。プレミア12が世界野球ランキングの上位12チームが選出されるのに対して、WBCは約30か国が出場しました。また、WBCは予選リーグも行われているため世界ランキング上位でなくてもより多くの国や地域の代表チームにチャンスがある大会であるといえます。

開催時期の違い

三つ目が大会の開催時期の違いです。どちらも開催されるスパンは変わらず4年に1度ですが開催時期はプレミア12が11月頃開催なのに対してWBCは3月頃に開催されます。メジャーリーグではワールドシリーズが行われるのが10月から11月のためメジャーリーガーはそこに向けて戦っているのであまりプレミア12に積極的に参加しないことも多いです。

第3回プレミア12について

第3回プレミア12は今年の11月に開催されます。開催日程は11月10日から24日までで日本・台湾・アメリカを会場として開催されます。

最後に

今回は2024年11月から開催される野球の国際大会であるプレミア12とWBCについてその違いについて主催や出場可能数、開催時期に迫っていきました。それぞれの国際大会に違った面白さがありますので気になっている方はぜひ試合をチェックしてみてください。

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